すぐそばに君はいた −5−

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壱馬side



北人「単純な疑問なんだけどさ。
潔癖症ってキス出来んの？」


「いつも言ってますけど、
私、潔癖症じゃないですよ？」


北人「ふーん。つまり？笑」


壱馬「んははははっ。」


「ん？」


壱馬「つまり健さんと
普通にキスしてるってことやんな？笑」


「えっ！！ちょっ、な、なんですか、いきなり！！」


壱馬「ふふっ。顔赤いよ？」




北人の質問に何も疑うことなく答えたAが


照れて真っ赤になった。




まぁそんなの聞かなくてもわかってた事だけど。



北人「おいー、睨むなよー。笑」


「…。」



ムスッとしながら北人を睨んでいるAに、


先輩をそんな目で見んなよーって笑っている北人。




北人「単純に気になっただけだから。」


「たった今、北さん嫌いになりました。」


北人「えぇー。笑」



それ以上のこともしてるんだろうけど、


その事に関しては誰も触れない。




壱馬「潔癖症っていつになったら認めるん？」


「違いますもん。少し神経質なだけです。
あっ、そう！この前、食べかけのやつを
無理やりですけど食べたんですよ！
ねっ？ほら潔癖症じゃない。」


壱馬「へぇー。笑」




何で頑なに潔癖症と認めないのかは


本当にメンバー全員が疑問なんやけど、


もうそれがネタになってる部分もあるから


深くは追求しない。




「まぁかなり嫌々ではあったんですけど。」


壱馬「でもそれって健さんが食べたやつやろ？」


「…そうですけど。
でも、うがいしなかったですよ！凄くないですか？」


北人「全然すごくない。笑」




自慢げに話してるけど、それ普通やからな？



健さん彼氏やろ？



もし彼女に目の前でうがいされたら


めっちゃ傷つくで？笑




北人「じゃあ樹の飲みかけの水飲める？笑」


「絶対無理です！それは下水と同レベルですから！」


壱馬「ふははははっ！」


北人「んふふ。ひどっ。笑」




樹が居たら言い合いになってたんだろうな


って思ってたら、楽屋に来た樹に北人がばらしてた。



おいって両頬を片手で掴まれてるAの姿は


きっちりとカメラに収めさせてもらった。




ほんまにAは見てて飽きんなぁ。

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