すぐそばに君はいた −5−

216 健太side ページ16

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「……食べちゃった。」


健太「よく出来ました。」



そう言って優しくキスをした。



チュッとキスをすると、ムスッとして俺を見た。



健太「ん？笑」


「何でべーってして近づいてきたんですかー！」


健太「えっ？キスしてほしい
って誘ってたんじゃないの？笑」


「違います！！」




嫌な予感しかしなかったから、


食べちゃったじゃないですかー！


ってムスッとした顔も可愛いなぁ


なんて思いながら笑って見てた。






「……ちゃんと食べたんだから……」



健太「ん？笑」




「……ご褒美くださいよ。」




顔が真っ赤になっていくAが可愛すぎる。


恥ずかしいなら言わなきゃいいのに。




健太「いいよ。」




そう言ってAにキスをした。




なんで食べかけは嫌がるのに、


こうやって舌を絡めるのは嫌がらないんだか…


全然理解出来ないけど、


Aとのキスは気持ちいい。




「ん！味噌汁！！」



グツグツ沸騰してる味噌汁に気付いて、


俺から離れて火を止めたA。




「あぁ…味噌汁がぁー。」




良いお味噌なのにぃー


味噌の良さを台無しにしちゃったー


って落ち込んでるけど、


Aの料理は全て美味いから気にしないけどね。




味噌汁のせいでいいムードが台無し。





作ってくれたご飯を一緒に食べた。



やっぱりどれを食べても本当に美味しいし、


味噌汁も熱かったけど、普通に美味しかった。

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