すぐそばに君はいた −3−

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「健太さん誕生日何欲しいとかあります？」


健太「A。」


陣「何言うてんねん！アホか！」


健太「イテッ。笑」





もうすぐ誕生日の健太さんに


質問した自分がバカだった。




ちゃんと答えてくれないとわかってるんだけど、


プレゼントは変なものをあげたくなくて


必ず欲しいものをメンバーに聞いてしまう。




変な返しのせいで陣さんにド突かれた健太さんが


頭を擦りながら笑ってた。




名前を言われてドキッとした。





何事も無かったかのように接してるのに、


そんな返しをされると、


あの日のことを思い出してしまう。




ニヤッと笑う口元に


目が行ってしまう私はどうかしてる。




「なんでみんな欲しいものを
言ってくれないんだろ。」


健太「言ったじゃん！笑」


「そういう冗談はいらないんですぅー。」


健太「えぇー。笑」


LIKIYA「自分だって欲しいもの言わないじゃん。」


「違うんですよ。
言わないんじゃなくて特にないんです！」


樹「俺にバーキン欲しいって言ったくせに。」


陣「それはいくらなんでも無理やろ。笑」


「なんでもいいからとりあえず言ってみてって
言ったから、じゃあバーキンって言ったんじゃん。」


翔吾「じゃあ、って値段じゃないけどね。笑」


北人「で？買ってくれた？」


「まだなんですよー。
いつでも365日受け付けてるよ？」


樹「一生買わないから。」


「こういうやつっすよね。笑」


樹「おい。笑」


北人「こういうやつだよね。」


「ですよねぇー。」


樹「ふっ。」




まっ、私も素直にこれが欲しい！


なんてメンバーに言ったことないから、


あと少し自分で考えよ。







健太さんかぁ…んー………わからぬ。

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