すぐそばに君はいた −3−

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「この2人と絡んで得したこと一度もない。笑」


健太「ひどいんだけど。笑」


樹「こいつそういうやつっす。」


健太「知ってる。」


「ふふっ。」


樹「てか映ったの初じゃない？」


「うん。避けてたから。笑」


健太「なんで！」


「だって、ほら。樹と仲悪いから。笑」


樹「ふふっ。」


健太「確かに。笑」


樹「健太さん！
健太さんが認めたらマジで不仲になっちゃうから。」


健太「ふへへっ。笑」


「いつも思ってたこと言っていいですか？
腰に手を置きがち。
テーブルに手を置いてもたれがち。」


樹「確かに。健太さんよくこうやってもたれてる。」


健太「いっちゃんも腕こうしてるから。」


「ふふっ。ねっ！というとこでお疲れ様でしたー。」


健太「ちょ、ちょ、ちょ、ちょ。笑」


「えぇー。」





2人が話してる隙に


逃げようとしたけど健太さんに捕まってしまった。




早くシャワー浴びたいのに。




「あっ、見て。これ可愛い。
ありがとうございまーす！」




私に向けてファンの人が作ってくれたプレゼントを


カメラに向けた。




樹「結構Aに来てるよね。」


「うん。ありがたい。」


樹「Aのくせにね。」


「…。」


健太「カメラ回ってるから。喧嘩はやめて。笑」


樹「ふっ。」


「ふふっ。」





けんた困っちゃうから！


ってニヤニヤしながら仲裁に入った健太さん。



この流れあるあるだけど、


健太さんが仲裁に入るのは珍しいなぁ。




少しカメラの前で話して、


シャワー行ってきまーすって離れた。






AのAがもしかして見えちゃうかも？


なんて笑って言ってる健太さんに、


需要ないっすって樹が言ったから、


2人ともうるさい！って叫ぶと


カメラの前で2人がケラケラ笑ってた。





もう絶対しゃべらない2人の動画には


参加しないんだからねーだ！






地方での公演の時、


ホテルの部屋はみんな一人部屋になった。




のんびり出来るから嬉しい。



でも、ホールツアーの時


健太さんと同じ部屋だった時間も


楽しかったなぁなんて思ったりもする。





あの日以来、少し意識しちゃってる自分がいる。





本当に…健太さんでいっぱいになったあの日。




あんなことされたら意識しないわけない。

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