元に戻れたら...。

33 玲於 side ページ33

玲於side




Aちゃんが消えた。なんで？



Aちゃんのいない生活なんて俺無理。



やっていけない。





Aちゃんが行きそうで俺だけが知っているところがある。






俺らに隠れて練習する場所。




KRUMPもそうだけどhiphopをよくあそこで練習していた。




Aちゃんが練習しているのを遠くで見るのが好きだった。




誰よりも真面目なAちゃん。俺の大好きなAちゃん。





ねー。どこ？いつ帰ってくるの？



子供扱いされてもいいから、


Aちゃんに頭撫でてもらいたい。






Aの携帯を見る...



ロック解除出来るのが俺だけだから持たされた。




待受は俺と剛典くんと3人の画像。






A『ねぇー4桁のパスワードだってー！
何にしよぉー。敬兄にバレないパスワード...』




『...好きなやつの誕生日とかでいいんじゃね？』





A『えー。適当だなぁー！笑
好きな人なんていないよ。............あっ！いるわ！』





『はぁ？いんのかよ。ﾁｯ』







A『よしっ！0108にしたぁー！みんなに内緒だよー！』





『...はっ？』





A『えへへ。玲於の誕生日！』





『...そっ////』






携帯を買い替えてもずっとパスワード変えないAちゃん...好きだよ。






ねー。お願いだから早く戻ってきてよ...。

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