177 樹side ページ21
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「ねぇ樹?」
樹「ん?」
名前を呼ばれて、Aの方を見ると
触れるだけの優しいキスをして
ぎゅっと抱きついてきたA。
「大好きだよ。」
樹「俺も。好きだよ。」
腰に腕を回すと、胸に顔を埋めたA。
「今日ね、樹に会えるのが楽しみで、
久しぶりだからご飯も手の込んだもの作りたくて、
いつもなら仕事終わったら付けるんだけど、
急ぎすぎてブレスレットつけ忘れたの。」
樹「うん。」
「連絡も取れなかったし、
ずっと会えなくて本当に寂しかった。」
樹「俺も。」
「だから今日は樹でいっぱいにしてね?」
樹「えっ?!」
普段言わないようなことを言ったAの耳が
ものすごく真っ赤だった。
樹「ふふっ。それ本気で言ってる?」
「…たぶん。」
樹「じゃあ目見て言って。」
「…恥ずかしくて無理。」
樹「ふふっ。こっち向いて。」
「…。」
早くって言うと、
ゆっくり俺の胸から離れたA。
樹「言われなくてもそのつもりだったから。」
そう言うと微笑んで目を閉じたAに、
俺でいっぱいになるようにゆっくり甘いキスをした。
翌朝、俺の隣で疲れて
スヤスヤ眠るAの頬にそっとキスをした。
「んっ……。」
樹「起きた?」
「うん。」
樹「俺でいっぱいになった?笑」
「まだ足りないかも。」
樹「変態。笑」
「ふふっ。冗談。笑」
もう絶対に疑ったりしない。信じてる。
優しい笑顔、落ち着く声、一緒にいて安心する空間。
これからはもっとAを大切にしようと思った。
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bo-bobo(プロフ) - あー終わっちゃったー泣 藤原樹はいつまでも読んでられますがMegさんがパンクしたら悲しいので我慢します泣 不意打ちの更新嬉しかったです!ありがとうございました!! (2021年8月7日 23時) (レス) id: 67f11c7663 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - bo-boboさん» そうなんです!ようこそ笑 むっつり作品がこんなにも人気があるなんて驚いてます草 私の欲求ダダ漏れ更新なのに読みに来てくれて嬉しいです!!ありがとうございマース涙 (2021年8月1日 18時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
bo-bobo(プロフ) - アレ?あれ?更新されてますよね?イエーイ!むっつり作品読みたかった人ー?はーい!!草 嬉しいです!忙しいのにかけ持ちありがとうございマース!涙 (2021年8月1日 1時) (レス) id: 67f11c7663 (このIDを非表示/違反報告)
美憂(プロフ) - 一気に読みました!最高でーす(≧▽≦) (2021年2月13日 6時) (レス) id: 35846edb09 (このIDを非表示/違反報告)
haru - はじめまして!Megさんのお話、とても素敵です!ぜひ続編を楽しみにしています。 (2021年2月10日 22時) (レス) id: e46b95a1af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Meg | 作成日時:2021年1月19日 21時