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メンバーさんとのお食事会が終わって2日後、
仕事から帰るとリビングに明かり灯っていた。
「…ただいま。」
樹「おかえり。」
「今日来るって言ってたっけ?」
樹「いや。」
「だよね。ご飯は?」
樹「なんか頼む?」
携帯を取り出した樹の隣に座って、
何にしようかなって樹の携帯を覗き込んだ。
作ろうと思えば食材はあるけど、
これは樹の優しさだから、
それに甘えて、食べたいものを注文した。
「みんな素敵な人たちだった。」
樹「良かった。」
「本当にみんな仲良しなんだね。団結力凄いもん。」
樹「ふふっ。みんなまた会いたいって言ってたよ。」
「……それは…大丈夫、かな。」
樹「ふふっ。笑」
大人数は苦手だからって言うと、
そう言っておいたって言われた。
私のことを理解してくれている樹が本当に好きだ。
「ん?どしたの?」
樹「…。」
いきなり手を絡めてきた樹。
長くて細い綺麗な私の好きな手。
樹「手繋いでデート出来なくてごめんね?」
「あっ…聞いたな?恥ずかしい。笑」
北人さんに手繋いで出歩きたい?って聞かれて、
大丈夫って答えた時、
まさかみんながあんなに
盛り上がるとは思ってなくて本当にびっくりした。
「別に大丈夫だよ?
家に居ようとこうやって手繋げるし。」
樹「ふふっ。」
絡めている手を軽く持ち上げると、
ニコって笑ってくれた樹。
樹「…愛してるよ。」
「えっ!?」
真面目な顔して、
まっすぐ私の目を見て放った言葉は強烈だった。
そんな綺麗な顔で、その言葉は…。
一気に顔が熱くなるのがわかった。
恥ずかしい。
「…私も、愛してるよ?ふふっ。」
恥ずかしくて、私はヘラヘラしてたと思う。
そんな真面目な顔して言えないよ。
樹「本当に好き。」
そう言って優しくキスをしてくれた。
あーそうやって私を満たしてくれる樹が本当に好き。
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Meg(プロフ) - あおさん» コメントありがとうございます!研修医やばいですよね笑 更新したので読んでください! (2021年1月18日 22時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - はじめまして。研修医、マジでヤバすぎましたね!!早くいっちゃんと元通りになりますように…。 (2021年1月17日 0時) (レス) id: fae82136af (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - なつきさん» 今はどん底ですね。悲しい!頼りになるお兄さん達がいるグループって最高ですよね!!これからの展開もぜひ読んでください! (2021年1月16日 23時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - カッパさん» ありがとうございます!こちらの作品は自分のスマホのメモでは完結しているので、ドドーンと更新を出来るようにしてるんですが、更新できない日があってすみません。アホな研修医のお話更新しました。笑 (2021年1月16日 23時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - 研修医め。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。今はいっちゃんも主人公ちゃんもドン底で辛いですね。陸さんやましょさん頼りになる兄貴達登場!!これからのいっちゃんの本気楽しみにしてます。 (2021年1月16日 22時) (レス) id: 27a1861531 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Meg | 作成日時:2021年1月10日 19時