信じてもいいですか？ [１]

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深夜、仮眠休憩のため休憩室に入って

カバンにしまって置いた携帯を取り出した。



新着メッセージがありますの文字があって、

LINEを開いた。



樹 “ 今度いつ暇？ ”



4時間前に届いたLINE…

返信したら起こしちゃうかな？


寝てたら翌日に連絡が来るだろうし、いっか。



“ 明日か明後日なら ”




送信してから、日をまたいでるのに気付いた。


夜勤やってると時間や日にちの感覚がおかしくなる。



“ 今日の夜か明日の間違い ”



どうせ返信は来ない。



アラームを掛けて携帯を頭元に置いて目を閉じた。



ブブッと携帯が振動した。



樹 “ 今日の夜ご飯どこかに食べに行かない？ ”


“ 行かない。外で食べるのは嫌です。”




食べに行くなんて嫌だよ。


どこで誰が見てるか分からないんだから。


ファンに見られたら私殺されちゃうんじゃない？


無理無理！

2人でいる所は誰にも見られたくない。




樹くんは気にならないわけ？



“ 家で食べるならいいよ！ ”


樹 “ じゃあ俺ん家来る？ ”


“ 行かない。”


樹 “ マースに会えるよ？”


“ そうやって女連れ込んでるの？”


樹 “ 連れ込んでません！！”




まぁ連れ込んでても認めるわけないか。




“ 私の家じゃダメ？”


樹 “ いいけどいつもお邪魔して申し訳ないから ”


“ 気にしてないから大丈夫！”


樹 “ 分かった ”



別にいいのに。


むしろわざわざ来てくれて

申し訳ないなって思ってたくらいだし。



いや、来たいと言ったのは樹くんだけど。




樹 “ 仕事終わったら連絡するね！”


“ はーい！”




やばっ…寝ないと。



携帯を頭元に置いて目を閉じた。




……ご飯どうするか聞くの忘れた。



明日でいいや。寝なきゃ。

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