［普通］って何？ −3−

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北人「…いつ行くの？」


「夏休み入ったら行く予定。」


北人「えっ！もうすぐじゃん！」


「うん。そうなの…。」


壱馬「別にいいんじゃない？」


「えっ…」



あっさりと別にいいんじゃない？って言われて


少し胸が痛かった…。


壱馬くんの優しさなのは分かってるのに…。





壱馬「今生の別れってわけじゃないし。」


北人「…まぁ…そうなんだけど…。
会えない距離でもないし。」


「…うん。ありがと。」


北人「夏休みは？会える？」


「んー…ちょっと寮のことで
バタバタするだろうから、どうだろうね？」


北人「…。」


壱馬「…。」


「…ごめん。」




夏休み、会えることなら会いたいし



…なんならここを出て行きたくない…。





壱馬「ふっ。そんな顔すんなって。」


「…。」





私はどんな顔をしていたのだろう…





微笑みながら、

ポンポンと私の頭を優しく触れた壱馬くん。





我慢していたものが…溢れ出した。






「……寂しい……。」


北人「俺らもだよ。泣かないでよ。」


「うぅ……ごめん…。」





せっかく仲良くなれたのに…。



2人と離れたくないよ。





でも…編入してきたのは、

遥香さんとこの学校を変えるため。




だから…仕方ないんだ。


────────────────
作者より

移行しました。
遅くなってすみません。

−2−も相変わらず、赤星になりそうで
ならないというギリギリラインでした。笑

でも優しい皆さんポチッとありがとうございます！！

移行後も読んでくれるよーって人は
ぜひ最後までお付き合い頂けると嬉しいです。

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