［普通］って何？ −2−

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風呂にも入り片付けもして、いざ映画鑑賞。



北人が真ん中でソファに腰かけて映画を見始めた。



しばらく見ていると、

トイレ行ってくるって席を外した北人。



北人「ちょ、Aちゃん奥行って。」


「えっ？うん。」



真ん中に戻ってくると思ったら、

Aちゃんが腰かけていた場所に座った。



映画館でもこうやって並んでみたなぁーなんて

つい最近のことなのに懐かしく感じた。



チラッとAちゃんの方を見たけど、

映画に集中して、じーっとテレビ画面を見ていた。



ギクシャクした雰囲気は無くなったものの、

北人ほど仲良くなれることは無く…

若干の距離を感じる。


でもそれでもいいやって思っている。


Aちゃんが気を使いすぎて

疲れなければそれでいい。


北人との3人の生活が楽しければそれでいい。






映画に集中していると、急に肩に何かが触れた。




壱馬「ん？Aちゃん？」



コテっと俺の肩に頭を乗せたAちゃん。



北人「寝てる。」


壱馬「…。」



いつの間にか寝てしまったようだ。



時計を見ると3時を過ぎていた。



北人「早起きだったから、
やっぱオールは厳しかったか。」


壱馬「ふっ。」


北人「どうする？」


壱馬「んー…起こすのもあれだから、
このままでいいや。」


北人「そっ？じゃあ、」



じゃあと言って立ち上がった北人を目で追うと、

リビングから出て行った。


部屋からタオルケットを持ってきて

Aちゃんにそっと掛けてあげた北人。



Aちゃんの頭が肩に乗っかったまま、

映画を見続けた。



今、目を覚ましたら、

自分のした事に驚いて飛び起きるのかな？

って北人がニヤッとしていた。


無理に起こすなよ？って言うと、

わかってるよって画面に目を向けた北人。








父「たっだいまぁ…。」


朝方、物音立てずに

静かに家に帰ってきたオヤジに誰も気づくことなく…


俺らは座ったまま眠ってしまっていた。




父「お母さん、壱馬幸せそうだね。」




─────────
作者より

色々とトラブルもありながら
このページはいっぱいになりましたー！
移行しますね♪

駄作なのに読んでくださっている皆さん。
優しいコメントをくださる皆さん。
星ポチをしてくださる皆さん。

本当にありがとうございます！！

こちらの作品長いので疲れたら
読まなくても大丈夫ですからね。

ではでは。移行まで少しお待ちください。

−Meg−

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