［普通］って何？ −2−

88 北人side ページ38

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北人side



何でこうなっちゃったんだろう…。



もっとお互いの気持ちを素直に言っていたら


…上手くいくはずなのに…。




Aちゃんが出て行ってしまった…。



リビングに行くと壱馬くんがソファに座っていた。




北人「行っちゃったよ…Aちゃん。」


壱馬「出て行きたかったんだろ。
好きにしたらいいよ。」


北人「…。」




今、何を言っても無駄な気がする。



北人「はぁ…。」



俺はどうしたら良かったんだろ…。




翌朝、キッチンにはAちゃんの姿がなく

…朝ごはんも用意されていなかった。


当たり前だけど…

いつも俺らより早起きして

作ってくれてたんだもんなぁ…。


凄いよなぁー。



遅くまで勉強して早起きして

ご飯まで作ってくれてたなんて…。



壱馬「先、行くわ。」


北人「えっ？うん。」



俺と一緒にいるのも気まずいのか、

先に家を出ていってしまった壱馬くん。



どうにかしないと…。



Aちゃんに、

お願いだから戻ってきてよ！ってLINEを送った。


昨日の夜も送ったのに既読にすらなってない…。




もうダメなのかな……。


3人の生活が楽しかったのになぁ。



学校に着いて友達に今日元気なくね？って言われた。


Aちゃんが作ってくれた朝ごはんを

食べてないから…元気なんて出ないよ。



放課後、スーパーに寄って

お惣菜を買って家に帰った。


毎日のようにAちゃんは、

こうやってスーパーに寄って

食材を買って帰ってくるんだ…。



居ないと余計Aちゃんの偉大さを感じる。




壱馬くんが帰ってきて2人で夕食を食べた。



話はするけどお互い口数も少なく…

微妙な空気感で、Aちゃんの名前なんて

出せる雰囲気ではなかった。



また仲良く3人でご飯が食べたいよぉ。



どうにかしないと…。



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陣くん登場！友情出演でしたー！←誰の？w


皆さん優しいコメント
本当にありがとうございます！！

また今度♪

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