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「…陣くんはそんなんじゃないもん…。」


壱馬「何?何が違うの?」


「…陣くんは幼い頃から知ってて家族ぐるみで
仲良くて…お兄ちゃんみたいな存在だから…」


壱馬「だからそっちに行けばいいじゃん。」


「…何それ。」


壱馬「はっ?」


「怒ってる意味がぜんっぜん分からない!」


壱馬「…。」


「当たり前じゃん!陣くんと壱馬くんは違うもん!」


壱馬「あー違うだろうよ!
一緒にもされたくないね!!」


「本当に意味わかんない!
怒ってる意味が本当にわかんない!!」


壱馬「あぁ一生わからないだろうな。
お前みたいなやつには!」


「…。」


壱馬「っ…。」



泣きたくないのに…涙で前がぼやけて見えない…。


でも壱馬くんが怒った表情をしてることは…

ぼやけてても分かる…。




「じゃあいいよ…。」


壱馬「はっ?」


「出て行って欲しいってことでしょ?」


壱馬「…。」


「出てくよ…。」


北人「ちょっ!Aちゃん!」


壱馬「あー出てけよ。勝手にしろ!!
勝手にあの男のところに行けばいいだろ!!」


「分かった…。」




壱馬くんの横を通り過ぎ急いで自分の部屋に入った。



出ていく。こんな所。


別にいいし。




荷造りをしていると、北ちゃんが部屋に入ってきた。



北人「落ち着こ?ねっ?
もう1回落ち着いて話し合おう?
出て行くってどこ行くの?
行くところないんでしょ?ねぇAちゃん!」



北ちゃんが私を止めようと

必死に話しかけてくれてたけど、

ごめんしか言えず、急いで荷物をまとめた。



涙が止まらない……。



悲しい…。




キャリーケースに詰めれるだけものを詰めた。



重たいキャリーケースを持ちながら階段をおりた。



「北ちゃん…ごめんね。
いつも気を遣わせてばかりで。」


北人「やめようよ。ねっ?」


「ううん。だってここは彼の家だから。じゃあね。」


北人「Aちゃん!!」




名前を呼ばれたけど振り向くことなく家を出た。




さて…これからどうしようか…。

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設定タグ:THERAMPAGE , 川村壱馬 , 吉野北人   
作品ジャンル:恋愛
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れお(プロフ) - Megさん» ありがとうございます!楽しんで見させて頂きました! (2020年12月7日 22時) (レス) id: edb2b83ba4 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - れおさん» コメントありがとうございます!!更新少しですがしました。ぜひ続きも読んでください。 (2020年12月7日 18時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
れお(プロフ) - めっちゃ続き気になります!更新頑張ってください! (2020年12月6日 14時) (レス) id: edb2b83ba4 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - ゆえさん» ありがとうございます!!素敵かどうかは自信があまりないのですが、これからもドドーンと更新できるように頑張りますので読んでくださいねー!! (2020年12月5日 17時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - ariariarlさん» ありがとうございます!!これからもバンバン更新出来たらと思ってますので読んでください!!今回も波乱の予感なので!笑 (2020年12月5日 17時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Meg | 作成日時:2020年11月29日 23時

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