84 壱馬side ページ34
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「この道真っ直ぐ行って、
2つ目の信号を右に行けばわかるかと思います。」
男「ありがとうございます。」
「いえいえ。」
見知らぬ人に道を聞かれて丁寧に答えていた。
去り際、手を振る男に手を振り返したAちゃん。
壱馬「…。」
少し前にいる俺らに気づいたAちゃんが、
あっ!って近づいてきた。
「道聞かれちゃった。」
北人「そっか。」
「分かるところで良かったよー。」
壱馬「…。」
よくまぁ、知らねぇ男にヘラヘラしながら
手を振り返せるもんだな。
考えられない。
夜ご飯はここにしようと決めていた店に行くと
既に数組並んでいた。
10分くらい待てば入れると言われたので、
待つことにした。
3人で話していると…
?「A?」
「えっ?」
名前を呼ばれて、
声のする方に振り向いたAちゃん。
そしてぱぁーっと表情が明るくなった。
「陣くん!!」
陣「やっぱAやんな?」
「うわぁ陣くんだぁー!」
陣「ちょっ!落ち着けって。」
並んでいた列から離れ、
陣くんと呼ぶ男の方に駆け寄ったAちゃん。
ものすごく嬉しそうな顔をしている…。
壱馬「はっ?」
北人「えっ…。」
陣くーんって男に抱きついたAちゃん。
予想だにしない行動に俺も北人も固まってしまった。
陣「ちょ、離れろって。苦笑」
「久しぶりだね!」
陣「そうやけど。離れなさい。」
そう言って無理やり剥がされたAちゃん。
でもキャッキャ キャッキャと
嬉しそうにしている…。
俺らには全くと言っていいほど
見せないテンションだ……。
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れお(プロフ) - Megさん» ありがとうございます!楽しんで見させて頂きました! (2020年12月7日 22時) (レス) id: edb2b83ba4 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - れおさん» コメントありがとうございます!!更新少しですがしました。ぜひ続きも読んでください。 (2020年12月7日 18時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
れお(プロフ) - めっちゃ続き気になります!更新頑張ってください! (2020年12月6日 14時) (レス) id: edb2b83ba4 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - ゆえさん» ありがとうございます!!素敵かどうかは自信があまりないのですが、これからもドドーンと更新できるように頑張りますので読んでくださいねー!! (2020年12月5日 17時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - ariariarlさん» ありがとうございます!!これからもバンバン更新出来たらと思ってますので読んでください!!今回も波乱の予感なので!笑 (2020年12月5日 17時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Meg | 作成日時:2020年11月29日 23時