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「あっ…。」


遥香「どうしたの?」





「……お弁当置いてきたっほい。」


遥香「えっ…。」


「やっちゃった。苦笑」



お昼になり、お弁当をキッチンに忘れて

来てしまったことに気付いた。



レストランもやってないし

駅まで行かないとコンビニはないし…

仕方ない…駅まで行くか。


往復30分…痛手だ。



「駅まで買いに行ってくる。」


遥香「私も行くよ。」


「大丈夫。遥香さんは自分のことやっててよ。」


遥香「ううん。疲れたの。
息抜き程度に一緒に行く。」


「ありがとう。」


遥香「よしっ。行こっか。」


「うん。」



遥香さんも一緒に行くって言ってくれて、

机の上を少し片付けて図書館を出た。




遥香「珍しいね。忘れ物なんて。」


「うん。今日急いでて。」



最近、壱馬くんと2人になると気まずくて…

2人にならないように気をつけている。



もちろん話はするけど…

何となく話が続かないし。


って前からそうだけど。




壱馬くんも私を避けてるような気がする。


まぁ仕方ないよね…


私の失言のせいでこうなったんだから。




だから今日も壱馬くんが起きてくる前に

家を出なきゃって焦ってて…忘れてしまった。




遥香さんと校門を出ようとした時だった。




北人「おーい!!」


「えっ!」



校門の前で私に向かって

手を振っている北ちゃんとその隣に壱馬くんが居た。



「…。」


遥香「誰?知り合い?」


「うん。あの人たち。ルームシェアしてる人。」


遥香「あぁー!!!噂のルームシェアの人達!!
えっ!もっと間近で見たい!早く行こう!!」


「ちょっ…。」



目を輝かせて私の腕を組みながら

前へ前へと歩き出した遥香さん。



凄い力…。




遥香「ごきげんよう。」


北人「あっ、どうも。」


「…。」



遥香さんにペコッと2人がお辞儀をした。



そして壱馬くんと目が合った…。




「…どしたの?」


壱馬「これ。」


「あっ!お弁当!」


北人「キッチンに忘れてたよ。」


「ありがとう。」




壱馬くんからお弁当を受け取った。


わざわざ届けに来てくれたんだ。嬉しい。

72→←70 壱馬side



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設定タグ:THERAMPAGE , 川村壱馬 , 吉野北人   
作品ジャンル:恋愛
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れお(プロフ) - Megさん» ありがとうございます!楽しんで見させて頂きました! (2020年12月7日 22時) (レス) id: edb2b83ba4 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - れおさん» コメントありがとうございます!!更新少しですがしました。ぜひ続きも読んでください。 (2020年12月7日 18時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
れお(プロフ) - めっちゃ続き気になります!更新頑張ってください! (2020年12月6日 14時) (レス) id: edb2b83ba4 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - ゆえさん» ありがとうございます!!素敵かどうかは自信があまりないのですが、これからもドドーンと更新できるように頑張りますので読んでくださいねー!! (2020年12月5日 17時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - ariariarlさん» ありがとうございます!!これからもバンバン更新出来たらと思ってますので読んでください!!今回も波乱の予感なので!笑 (2020年12月5日 17時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Meg | 作成日時:2020年11月29日 23時

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