［普通］って何？ −2−

68 北人side ページ18

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北人side



北人「ただいま。」



クラスの友達と遊んで帰ってきた。




明かりのついているリビングに顔を出すと、

Aちゃんがソファに横になって眠っていた。



スヤスヤと気持ちよさそうなAちゃん。


無防備すぎない？




北人「Aちゃん。」



トントンっと肩を叩くと、

んー……って目を擦りながら、

起き上がったAちゃん。



「おかえり。」


北人「ただいま。こんな所で寝たら風邪引くよ？」


「ふふっ。寝ちゃった。」



眠たそうなAちゃんは

いつもよりゆっくりな話し方で、


年上なのに可愛いななんて思ってしまった。



「もうこんな時間だったんだ。」


北人「待っててくれてありがと。」


「いえいえ。壱馬くんいつ帰ってくるんだろ？」


北人「あれ？靴あったから
もう帰ってきてると思うけど。」


「えっ？そうなの？」


北人「うん。ここに来てないんだ。」


「さぁ？寝てたから分からない。」


北人「そっか。」



壱馬くんなら、リビングに顔出すと思うんだけど。



まぁ…昨日のことがあるから

気を使って起こさなさそうだなぁ…。



北人「ごはん何食べたの？」


「簡単にパスタ作って食べたよ。」


北人「パスタいいなぁ。食べたかった。」


「ふふっ。今度作るよ。」


北人「うん。」



1人でもちゃんと作るなんて凄いなぁ。


俺なら弁当買うか食べに行くだろうな。




「ねぇ…」


北人「ん？何？」


「遊んで帰って来たってことは、
体調治ったってことでいいんだよね？」


北人「えっ！？
…あぁ。うん。大丈夫なんじゃない？」


「良かった。」


北人「…うん。」




ずっと心配してたんだろうな。



壱馬くん…Aちゃんのこと

どう思ってるんだろ…。



北人「さてと。お風呂入って寝るわ。」


「うん。私ももう寝るね。」


北人「うん。おやすみ。」


「おやすみなさい。」




とりあえず、2人の仲をどうにかしないとなぁ。




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今日のドドーンと更新おしまいです。
短くてすみません。

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