［普通］って何？ −2−

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翌朝、壱馬くんが起きてこなかった。


昨日のこと別に怒ってないのに…。


樹と電話して寝たらすっきりしたし。


割れちゃったものは仕方ないから。



「…。」


北人「時間ないし先に食べちゃおうよ。
早く食べないと遅刻しちゃうよ？」


「うん。そうだね。」




2人で朝食を食べていても起きてこなかった。


珍しい。



壱馬くんなら、いつもの時間に起きてきて、

昨日はごめんねって謝ってくると思ったのに。




「どしたんだろうね？」


北人「さぁ？」


「…。」


北人「そう言えば連絡先交換してないんだけど。」


「あ、そうだよね。ちょっと待ってね。」



ポケットから携帯を取り出し、

QRコードを開いて北ちゃんに渡した。



北人「OK。送っといた。」


「うん。」



すぐに北ちゃんから

可愛い豚のスタンプが届いた。



私の携帯に樹とお父さん以外の

男の人の連絡先が追加されるなんて…。



「あっ、もう行かなきゃ。遅刻しちゃう。」


北人「行ってらっしゃい。」


「行ってきます。」



北ちゃんに見送られ家を出た。



…壱馬くんの姿がないことに違和感しか無かった。


本当に怒ってないのに…。





学校に着くなり遥香さんに

浮かない顔してるよって言わたれ。



「昨日、樹とお揃いのマグカップ割れちゃった。」


遥香「えっ！あんなに大切にしていたのに？」


「うん。まぁ仕方ない。」


遥香「だから朝から元気ないのか。」


「元気だよ？」




至って元気なのに。



ショックだったけど…


ずっと落ち込んでても元通りになるわけでもないし。


今度、樹と一緒に買いに行くって約束したし。



浮かない顔してる理由は…

きっとマグカップじゃない。



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移行しました。
引き続き読んでくれたら嬉しいです。

移行が上手く出来ないので、
毎回タイトルや説明文、設定など
1から入れ直しになるので
それに手間がかかってしまい
尚且つ下書き保存しようとしたらミスってしまい
仕方なくパスワードにしてロックしてました。

たくさんのコメントいただいて、すみません。

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