君との距離〔３〕

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チャイムが鳴り、担任が教室に入ってきた。


担任が今日6時間目に

学園祭の出し物をどうするか決めるから

少し考えとけよーって言ってザワザワし出すクラス。




その輪に入れずに窓の外を眺めてた。





SHRが終わり杏奈達が私の席に来た。



杏奈「玲於くんの学校の学園祭行きたいね！」


「えっ？」


乃々華「濱森口駅(ﾊﾏﾓﾘｸﾞﾁ)
行ったことないから行ってみたい！」


「聞いてみるよ。」


杏奈「玲於くん学園祭に誘ってみたら？
私は涼太くんを誘おうと思ってるよ。」


「そうなの？」


杏奈「うん。玲於くん1人だったら断りそうだけど、
涼太くんと2人だったら来てくれそうじゃない？」


乃々華「亜嵐くんもいるしね。」


「…そうだね。」




杏奈は凄いなぁー。


その行動力には感心する。




今日聞いてみようかな。





乃々華「学園祭楽しみだね！」


「うん。」



中学では学校行事はあまり好きじゃなかった。


むしろ苦痛で休みたいと思うほどだった。



でも、この2人と一緒なら楽しいんだろうな。



6時間目のホームルームで


出し物は何にしたいか、


学級委員が教壇に立って話し始めた。




盛り上がるクラスについていけない私。




ぼーっとみんなの話を聞いてたけど


全く頭に入ってこなかった。




色んな案が出てホームルームは終わった。




何になるのかは委員会で最終的に決めるらしい。

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