君との距離〔３〕

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亜嵐side



玲於に会えて嬉しいはずなのに


Aがさっきから暗い顔をしている。





それに気づいた玲於が話しかけた。




珍しいなぁ。玲於から話しかけるなんて。




玲於「Aちゃん？」


「はい！」


玲於「くくっ。何？ボーっとしてるの？」


「いや、玲於くんのことを考えてた。」





んんん？笑



危うく口に含んだジュースを吹き出すところした。




大胆発言？笑



そういう意味じゃなくて！


って慌てるAを見て、おかしかった。




お前ってたまに言葉選びおかしいよね。笑




杏奈ちゃんと乃々華ちゃんがフォローしてて、


いい友達が出来て良かったって思った。




中学の時みたいになってほしくないから。




雰囲気を変えるために


杏奈ちゃんが写真撮ろうって言った。




6人で写真を撮って、


乃々華ちゃんに2人でも撮っていい？


って聞かれていいよって答えて


2人で撮ったりしている中、


玲於がAと写真を撮ってて、正直可愛かった。





Aが本当に嬉しそうな顔をしていて。




玲於があんな自然に


女子と笑ってるのとか見たことないから、


Aってすげぇなって思ったし、


いっその事


早くくっついちゃえばいいのにって思った。





でも…やっぱり好きだなぁ…Aの笑顔。




この笑顔を守ってあげたい。





「ちょっとトイレ行ってくる。」



1人だけ立ち上がったで部屋から出て行ったA。




亜嵐「玲於、あんまAいじめんなよ？笑」


玲於「いや、いじめてないから。笑」



涼太「でもさっきビビったー。
玲於くんのこと考えてたって言うた時、
告白かと思った。」


玲於「いや、それは無い。笑」


杏奈･乃々華「「…。」」





玲於は気づいてないのか。



Aの想い。わかりやすいのに。

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