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放課後、仲間と遊ぶ日もあったけど
予定のない日はAちゃんのいる公園のベンチに
行くことが当たり前になった。
あそこに行けば俺がいると
学校のやつらが認識するくらい。
佐智雄達に、
告白はいつするんだよ！って言われるけど…
連絡先すらまだ教えてもらっていない。
いつかと言われてから聞く勇気すらなくなってる。
仲良くなったと思っているのは
俺だけなのかもしれない。
仁川「なぁいつもあのベンチか？」
有剣「まーね。」
仁川「デートにでも誘ってみたらいいじゃねーか。」
有剣「…。」
志田「もしかしたら誘ってほしいって
思ってるかも知んねぇぞ？」
沢村「どこがいいだろうな。」
有剣「…ふっ。もう作戦会議は要らねぇよ。笑」
Aちゃんの読書の時間を邪魔してるのに、
デートになんて誘えるわけねぇだろ。
佐智雄「最近、公園の近くに
クレープ屋が出来たらしいぞ。」
有剣「…はっ？」
佐智雄「唯が言ってた。」
仁川「おっ！いいじゃねーか！誘ってみろよ。」
まーた、俺のことなのに、お前ら楽しんでるねー。
別にいいけど。
ちゃんと誘えよって
みんなに言われて学校を後にした。
公園のベンチに行くと、
有剣「…あれ？」
Aちゃんの姿がなかった。
ズボンのポケットに手を突っ込んでベンチに座った。
未だに返しそびれている
Aちゃんのハンカチをポケットの中で握った。
よくわかんねぇけど、
これを返したら、
何かが終わる気がして返せずにいた。
「あれ？先越されてる。」
有剣「あっ、来た。」
「いつもより早い？」
有剣「そう？」
「そんな気がする。」
確かに早かったかもしれない。
いつもなら佐智雄達と少し話してから来るのに、
今日はみんなに早く行けと急かされたから。
「小田島くんに先越されたら本読めないじゃん。笑」
有剣「ごめん。笑」
「ふふっ。別にいいけどね。」
俺の横に座ったAちゃん。
有剣「……。」
「……。」
俺、邪魔かな…。
そう思うと何も話せず、
ただ前を見ることしか出来なかった。
チラッとAちゃんの方を見ると、
Aちゃんも前を見ていた。
有剣「……。」
「…あっ！」
有剣「ん？」
「本、机の中に置いてきちゃった。
カバンに入れた記憶ない。」
カバンを開けて中身を確認して、
やっぱり置いてきたわ。と笑った。
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うに - 今更ながら読ませていただきました…笑 みんなの特徴捉えてて最高です！！轟くんがもう最高ですね、面白い小説をありがとうございます！！ (7月23日 17時) (
レス) @page18 id: 67c9f38a7a (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - すっごい面白かったです！ 今度は小田島くん落ちのを書いていただけると嬉しいなぁ (2021年12月15日 2時) (レス) @page45 id: c5820b78bf (このIDを非表示/違反報告)
さ??♀?(プロフ) - Megさん» 読みました。最高。妹居るとか萌えますねんふふ (2021年8月13日 6時) (レス) id: 3171887382 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - さ??♀?さん» コメントありがとうございます。もし良かったら、非表示にしていた続きを数日だけ公開するので、読んでみてください。お気に召すかはわかりませんが汗 (2021年8月13日 0時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
さ??♀?(プロフ) - やばいです。めっちゃ感動して一気に読みました。三時に寝ました。寝不足です笑。轟の時々の甘さがもう最高。何回も思い出してにやけてしまいます。 (2021年8月11日 11時) (レス) id: 3171887382 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Meg
| 作成日時：2020年9月9日 20時
