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「顔よし頭よし性格よし。
その上、強い!ほぼ完璧な人。ふふっ。笑」


有剣「ほぼ?」


「そう。ちょっと苦手なことがあったから、ほぼ。
でもその苦手なことを補うのが妹の役目でしょ?
だから少しくらい苦手なことがあって良かったよ。」


有剣「へぇー。笑」


「ここの公園、幼い頃に
お兄ちゃんと2人で来たことあるの。
思い出の場所。このベンチに座って
コンビニで買ったおにぎり食べて。
格別だったなぁー。
ただのコンビニのおにぎりなのに。」


有剣「ふっ。いい思い出だね。」



昔のことを懐かしんで話すAちゃんの横顔が

夕日に照らされて綺麗だ。



「でもお兄ちゃんの喧嘩なんて
これでもかーってくらい近くで見てきたから、
おかげでお兄ちゃん譲りで
私も喧嘩強くなっちゃった。笑」


有剣「へぇ。笑」




えぃ!って突き出した拳は

全然強そうに見えなかった。




「まっ、そんなところ。
つまらない話を聞いてくれてありがと。」


有剣「どーいたしまして。」



微笑んだAちゃんが本当に綺麗で、

どんどん好きになっている自分がいる。



有剣「Aちゃんって彼氏…いないでしょ?笑」


「ふふっ。うん。男友達は何人かいたんだけどね。
ブラコンだからお前には彼氏なんて出来ない!
って言われたことある。」


有剣「ひでぇー。笑」


「でもご最もだから。笑
だからお兄ちゃんに似てない人を
見つけてやるーって思ったことはあるんだけどね。」


有剣「けど?」


「お兄ちゃんの方が素敵なの!!」


有剣「ふっ。こりゃ大変だ。笑」


「そう。重症なの。ふふっ。笑」



お兄ちゃんに勝てなきゃいけないってことか。



どうなるやら…。



彼氏がいないこと、

そして同い年であることも分かった。


もっとAちゃんの事を知りたいけど、

時間が過ぎていった。



有剣「帰りますか。」


「うん。」



送ってくって言ったのに、

近いから大丈夫と断られた。


まぁそうだよね。


会って間もない俺に家なんて知られたくねぇか。

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うに - 今更ながら読ませていただきました…笑 みんなの特徴捉えてて最高です!!轟くんがもう最高ですね、面白い小説をありがとうございます!! (7月23日 17時) (レス) @page18 id: 67c9f38a7a (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - すっごい面白かったです! 今度は小田島くん落ちのを書いていただけると嬉しいなぁ (2021年12月15日 2時) (レス) @page45 id: c5820b78bf (このIDを非表示/違反報告)
さ??♀?(プロフ) - Megさん» 読みました。最高。妹居るとか萌えますねんふふ (2021年8月13日 6時) (レス) id: 3171887382 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - さ??♀?さん» コメントありがとうございます。もし良かったら、非表示にしていた続きを数日だけ公開するので、読んでみてください。お気に召すかはわかりませんが汗 (2021年8月13日 0時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
さ??♀?(プロフ) - やばいです。めっちゃ感動して一気に読みました。三時に寝ました。寝不足です笑。轟の時々の甘さがもう最高。何回も思い出してにやけてしまいます。 (2021年8月11日 11時) (レス) id: 3171887382 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Meg | 作成日時:2020年9月9日 20時

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