鬼邪高校に平和が！？【4】

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昨日の喧嘩はどいつもカスでつまらなかった。


もっと強いやつ来いよなー。



そう思いながら学校に向かっていた。



男「おい！」


有剣「あぁ？」


男「昨日はよくも邪魔してくれたな。」


有剣「……誰だっけ？あんた。」


男「っ！てめぇこの野郎！」


有剣「ふっ。」



まぁー覚えてるけどねぇ。



Aちゃんにしつこく声掛けてた奴。



有剣「……。」



男と話していると

周りからぞろぞろと現れた男の仲間たち。



なるほどねぇ。


お友達引き連れてやってきた訳だ。




朝っぱらからめんどくせぇな。




男「いい商売道具になると思ったのによぉ。
邪魔しやがって。」


有剣「あぁ？」



聞き捨てならない言葉。


Aちゃんは商売道具なんかじゃねぇ！！



男「殺れ！」



その言葉を皮切りに、

殴りかかろうとしてきた複数の野郎共。



攻撃をかわしながら、次々と倒して行った。



朝っぱらから、こんな弱いやつら

相手にしねぇといけねぇのかよ。


めんどくせぇ。



有剣「っ！」



複数人いるせいで、1人の男に顔を殴られた。


口の中が血の味がした。



拳が当たって満足したのか


ニヤッと笑うその男を見て、苛立った。




お前、殺す…。




そいつの胸ぐらを掴んで殴った。





サバカン「小田島さん！！」


有剣「あぁ？」



名前を呼ばれた方を見ると、鳳仙の仲間が来て、

あっという間に他の奴らを倒した。




男「……ぁ………。」


有剣「ふっ。」



男の胸ぐらから手を離すと

ドサッと音がして男が倒れた。



有剣「サバカーン。」


サバカン「はいっ！！」


有剣「こいつら片付けといて。」


サバカン「はいっ！！」



あぁつまんねぇ。


どれもカスばっかじゃねーか。



倒れた男の腹を蹴ると、まだ生きてたようで、


うぅ…って唸り声が聞こえた。




サバカンに後のことを頼んで

学校に行こうと歩き出した。




口元の傷を親指で触ると少し血がついた。


あの野郎…。





有剣「あっ……。」


「……。」


有剣「……。」



目の前にカバンを両手で抱えて

こっちを見ているAちゃんがいた。



全てを見ていたのであろう……冷ややかな目…。


終わった……。


そんな目で俺を見ないでよ…。



有剣「……。」



何も言わずAちゃんの横を通り過ぎた。

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