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「あっ雨止んだ。」
通り雨だったようで雨が止んで空から光が差してた。
轟くんが傘を閉じて、幸せな相合傘が終了した。
「……。」
轟「……。」
これと言って何を話すでもなく
同じ方向を見ながら同じ歩幅で歩いてた。
目の前の丁字路を私は左。
轟くは右に曲がる。
あぁここでお別れか…。
「じゃあね。」
轟「……。」
「えっ？ふふっ。笑」
じゃあねと手を振って左に曲がろうとしたら、
轟くんも左に曲がった。
送ってってくれるってことでよろしい？
口数が少ないから分からない部分も多いけど、
行動に移してくれることは嬉しい。
「……。」
轟「…今日はやけに静かだな。」
幸せに浸っていたら、静かだなって言われた。
「あれ？うるさい方がよかった？」
轟「……。」
「私だって轟くんに似合うようなおしとやかな女の人になれたらいいなって思うんだけどねー。」
轟「はっ？」
「それに、いつもいつもうるさいわけじゃないよ。たまには静かな時だってあるの。」
物静かな轟くんに似合う彼女とはどのような人か…。
男子校だから、こんな人だろうなって
思える人がいないけど、落ち着いた女性の方が
轟くんには似合ってるんだろうな
なんて勝手に思ってる。
落ち着いた女性……あぁ程遠い…。
轟「あのなぁ、」
男1「あれ？鬼邪高の頭さんが彼女とデートですか？」
轟･A「「……。」」
男1「さぞかしお幸せなんでしょうね。」
男2「浮かれ気分で弱くなってたりして。あはははは。笑」
轟くんと話してると
前から他校の生徒に話しかけられた。
せっかくの轟くんとの時間を邪魔しないでよね。
幸せに浸らせてよ！
前に楓士雄が言ってたのはこれか。
轟くんを倒しに来る奴ら…。
男3「あれ？この女…鳳仙の四天王の女じゃねーか？ほら。」
「えっ…。」
男1「おっ！本当だ。へぇー。強い男好きなんだね。」
「…。」
男2「男取っかえ引っ変えしてるわけか。あれ？じゃあ、こいつに勝ったら俺らとも付き合ってくれるんじゃね？」
轟「っ！」
轟くんがイラッとしているのが伝わった。
でもごめん。
それ以上に私の方がイラッとしてるかもしれない。
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うに - 今更ながら読ませていただきました…笑 みんなの特徴捉えてて最高です！！轟くんがもう最高ですね、面白い小説をありがとうございます！！ (7月23日 17時) (
レス) @page18 id: 67c9f38a7a (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - すっごい面白かったです！ 今度は小田島くん落ちのを書いていただけると嬉しいなぁ (2021年12月15日 2時) (レス) @page45 id: c5820b78bf (このIDを非表示/違反報告)
さ??♀?(プロフ) - Megさん» 読みました。最高。妹居るとか萌えますねんふふ (2021年8月13日 6時) (レス) id: 3171887382 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - さ??♀?さん» コメントありがとうございます。もし良かったら、非表示にしていた続きを数日だけ公開するので、読んでみてください。お気に召すかはわかりませんが汗 (2021年8月13日 0時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
さ??♀?(プロフ) - やばいです。めっちゃ感動して一気に読みました。三時に寝ました。寝不足です笑。轟の時々の甘さがもう最高。何回も思い出してにやけてしまいます。 (2021年8月11日 11時) (レス) id: 3171887382 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Meg
| 作成日時：2020年9月9日 20時
