鬼邪高校に平和が！？【2】

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優斗「おい、女。これ飲む気になったか？」


「……。」



チラつかせてくるレッドラム。


んなの飲むわけないじゃん。



食べ物も飲み物も何一つ口にしていないせいで

フラフラする。平衡感覚がない。


声も出ない。


こいつらと話したくないからいいけど。


喉がカラッカラすぎて喉の奥がへばりついてる…。



秀斗「まぁそのうち根を上げて、何かしらほしくなるでしょ。」


優斗「あぁ。行くぞ。」


「……。」



無理やり引っ張られ外に出た。



フラフラする足がもつれて上手く歩けない。



優斗「おい、ちゃんと歩けよ。」


「……。」



グイッと引っ張られ階段をおりた。


てっきり階段から突き落とされるんだと思ってた。



いっその事、突き落としてくれても良かったのに…。


やっぱり私は商売道具なのか。




優斗「乗れ。」



車に無理やり入れられた。




アジトがバレたって昨日言ってた。


つまり、逃げるわけね…。



私という商売道具を連れて……。



身体の水分がないから何も考えられない。


考えることすら体力を使うなんて知らなかった。



どうしたらいいのか…分からない。




お兄ちゃん…。



私はお兄ちゃんのところに行くんだ。

会いたかったからいいんだ。


お兄ちゃんの分まで生きようと決めたのに…。





死を覚悟したその時、急ブレーキをかけた車。



反動で前に飛ばされそうになった。



舌打ちをして車から下りた金平兄弟。



私は車から出る気力すらなく

後部座席にもたれていた。




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作者より

こちらの作品を読んでくださってありがとうございます！

星をポチッとして下さった皆さん本当にありがとうございます！

原作と少し違うところが目立ちますね。
はい。そうです。
原作と全く一緒だと意味が無いので。

違うのが嫌って方がいたらすみません。

ではでは移行しますね！！

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