鬼邪高校に平和が！？【2】

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行くぞって男に外に連れ出された。


体力温存のために動きたくなかったのに、

太陽が私の体力を奪っていく…。


喉が乾いた…。


唾液が全くない。カラカラだ…。



連れてこられたのはマンションの非常階段だった。


そこから河川敷が見えた。



鬼邪高と鳳仙が闘ってる河川敷…。



力が出なくて壁にもたれて座り込んだ。


隣に新太が立っていた。


何も言ってこないし、

他の男がいるから話しかけたら

ダメだと思って声をかけなかった。



鬼邪高と鳳仙の闘いを

前のめりになって見る男たちが騒いでた。



こんな闘い…見ても楽しくない。



鳳仙が圧倒的に優勢だった。



どっちが勝つか賭けをしていた男たちが

お金のやり取りをしていた。



男1「お前の仲間が負けて悔しいか？」


「…別に。」


男1「おい、冷たい女だねー。仲間が負けても何とも思わないなんて。」


「……。」



喉がカラカラで話す気も起きない。


私にとって鬼邪高も鳳仙も仲間だから。


勝ち負けじゃない…。



どうかみんな大きな怪我なく

無事で終わってくれればそれでいい。



男1「おい立て。行くぞ。」


「……。」



一人で立てない私をそっと立ち上がらせた新太。


新太に支えられ男たちについて行った。



お願い…。


こんな闘い…やめて。お願い……。

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