鬼邪高校に平和が！？【2】

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轟side



眼科に受診し眼帯が外れた。


外のゴミ箱に眼帯を捨てると、

よぉ！と楓士雄に声をかけられた。



ちょっと話があると言われ場所を移動した。


楓士雄が空き缶に石を狙って投げながら話し始めた。


しっかし下手だな。全く当たらねぇ。



楓士雄「明日鳳仙とやる。ドロッキーにも来て欲しい。」


轟「鳳仙と？鬼邪高の頭になんだろ？そんな奴が俺に喧嘩手伝えって頼むのか？」


楓士雄「みんなが動揺している。一筋縄じゃ行かねーなって。バカな俺でもわかる。」


轟「……。」


楓士雄「協力してほしい。Aのためにも。」


轟「あぁっ？」


楓士雄「Aが鳳仙に捕まった。」


轟「っ…。」



今なんつった？



ジロっと楓士雄の方を見ると、

俺をまっすぐ見た楓士雄。



楓士雄「あいつにはドロッキーが必要だから。」



轟「……ふっ。」



石を掴んで楓士雄が狙っていた空き缶に石を当てた。



楓士雄「えぇーー！！！」



空き缶が倒れて驚いてる楓士雄。



完璧に目が治ったみたいだな。



轟「鳳仙は最強だ。足を引っ張るんじゃねーぞ。」


楓士雄「……。」



楓士雄が俺を見てニヤッと笑った。



あのバカ…。


何してんだよ。




……頼むから無事でいろ。

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