鬼邪高校に平和が！？【2】

54 轟side ページ4

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清史「お、お前！Aに手出すんじゃねーよ！！Aはお、俺のだぞ！！」


轟「……。」


清史「っ！お、おい！聞いてんのか！！」



大声を出す清史を無視し

ぐったりするバカを持ち上げた。



それを見た清史は開いた口が塞がらないのか、

アワアワ言いながら放送室を出る俺を見ていた。



ったく。めんどくさいことしやがって。



バカを抱えていることを見たやつらが

驚きながら道をあけた。




.



ガラガラっ


勢いよく教室のドアを足で開けた。


一斉に俺を見るやつら。



村山「うえっ？どうしたの轟ちゃん。笑」


轟「…。」


関「轟がAちゃんを、お、お姫様抱っこっ！！」


村山「ちょ、唾飛んでる。」


関「あ、すんません。」



ペシっと関の頭を軽く叩く村山。



村山「で？どうした？」


轟「…。」



村山の質問に無視し教室の中に入った。



ドサッと空いているベッドにバカを落とした。



村山「あーあっ！ちょっ、優しくっ！！」



轟「……こいつ頼むわ。」



関「えっ？」


村山「はいよー。」


関「えっ？いいんすか？村山さん。」


村山「んー仕方ないでしょ。」



バカを置いて教室を出た。


村山「行ってらっしゃーい。」



学校のやつらがやられた。


やり返すために、

今から殴り込みに行かなきゃいけない。




どこが1番安全か…。


全日であいつが休めるところはない。


だから村山に託した。



…悔しいが。


あの余裕な村山の笑顔が…。

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