鬼邪高校に平和が！？【2】

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何となく気分が晴れなくて

誰にも告げず学校から出た。


こういう時は本屋に限る！！


次ばどんな小説にしようか本棚を見ていると、

死角になるところで

コソコソとしてる男の人たちがいた。



チラッと見ると…


レッドラムだ。



売買の現場を目撃してしまった。



私に気づいてそそくさと居なくなった男たち。



鳳仙じゃなさそう。


そもそもこんな所にわざわざ鳳仙の人達は来ない。



気になる本が見つからず、本屋を出た。



あー暇。


何しよう…。



適当に歩いて…久しぶりに絶望団地の前に来た。


懐かしいなぁ…。




立ち入り禁止になっている絶望団地。


ここが大っ嫌いだったけど、

ここで出会えた楓士雄や司は大好きだ。



「あれ？」


立ち入り禁止のはずなのに人影が見えた気がした。



……気のせいか。



ポケットに入れていた携帯が振動した。



「もしもし。」


楓士雄『おう！A今どこにいんだよ！』


「あー外。」


楓士雄『外って。何勝手にいなくなってんだよ。』


「ごめん。本屋に行きたい気分になっただけ。」


楓士雄『どんな気分だよ。』


「あっ、ちょっとごめん。切るわ。」


楓士雄『ちょ、おい…』



楓士雄との電話を切って物陰に隠れた。


やっぱり絶望団地に人がいる。



なんだろう…。


嫌な予感しかしない…。



急いで絶望団地から離れた。



どこも行く宛てもなく、適当に歩いてた。


学校は終わっただろうし、

家には帰りたくないし……。



いったい誰が薬なんて…。


鳳仙が嘘の噂でいろんな学校と揉めなきゃいいな。


佐智雄一人で溜め込むから。

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