48 ページ48
.
愁平「愛してる。幸せにするなんて
大口を叩くことは出来ない俺だけど…
これからは俺のそばで同じ時間を過ごしたい。」
「えっ…。」
ポケットから、小さな箱を取り出した愁平。
愁平「あんなちっぽけな指輪は、
もう…Aには似合わないよ。」
「…。」
パカッと開いた箱の中に光る指輪…。
愁平「正直すぐに結婚とかは出来ない。
でも…A以外…俺の嫁は務まるやつはいない。
結婚を前提に、また付き合ってください。」
「……。」
差し出された指輪。
こんな素敵なものを隠してたなんて…。
愁平「…。」
「ふふっ。愁平の自由奔放なところや
仕事にかける熱のアツさに呆れたり、
全ての人に優しいすぎて嫉妬させられたり…
それに耐えれるのは、
私しかいないでしょうね。笑」
愁平「えっ?」
「好きにやれ!って、これからも
愁平の背中を押せる存在でありたい。」
愁平「…。」
「でも…たまには私のことも構ってくれないと…
隆と浮気しちゃうからねっ!!」
愁平「いや!それだけは嫌だ!!」
「ふふっ。冗談だよ。笑」
愁平「…。」
「…私も愁平を愛してる。
離れていても…心は繋がっているって信じてた。
これからは離れることなく誰よりも一番近くで
愁平を支えさせてください。」
愁平「…はい。」
手、貸して?って愁平に言われて、
すっと差し出した左手。
ゆっくりと薬指に指輪をはめてくれた。
「ふふっ。じゃーん!!笑」
愁平「ふふっ。笑」
「どう?似合う?」
愁平「うん。」
「ふふっ。」
愁平「A。」
「ん?笑」
チュッ
「ふふっ。甘い夢、
もう一口かじってみますか?笑」
愁平「一口じゃ足りないかもしれない。笑」
「それは危険だなぁー。笑」
一目惚れから始まった恋…。
出会いは突然で、付き合うのも突然だった。
ファーストキスだって突然。
そして別れも突然…。
でも…再会は必然だった。
私たちは…出会うべくして出会った2人だから。
これからもあなたの「ただいま」を待ってる。
−fin−
165人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Meg(プロフ) - わかなさん» えっ?カナダ在住なんですか?すごっ!! 実際に19歳のころにカナダに行ったんですよ!完結しました。短い作品でしたが読んでくださってありがとうございました! (2018年4月29日 17時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
わかな(プロフ) - 愁平くんカナダいくよって書いてあった時叫びかけた 笑 (カナダ住み) 楽しみに読んでまーす。 (2018年4月29日 7時) (レス) id: 8a6c2a5abd (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - れっどあっぷるさん» ニヤニヤ要素ある?つまらんくても、書きたいからかくけどね!笑 リアルになってるかな?ここら辺からリアル感がなくなると思うよー!笑 勉強大変?頑張れー!!! (2018年4月28日 19時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - ありすさん» そこ、ぜひなんだ!笑 普通ことわるところ!笑 調子乗り始めてる人かぁ。へし折ろう!!笑 頭痛が痛い?← 溜め込まず発散しないとね!! (2018年4月28日 19時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
れっどあっぷる(プロフ) - 全然!!ニヤニヤ要素やばいほどあるよ?やっぱり詳しく知ってる人が書くとリアルなのかなー笑笑もちろん、これからも見にくるよ!勉強の息抜き!! (2018年4月28日 10時) (レス) id: 04a559371b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Meg | 作成日時:2018年4月18日 23時