ただいまを待ってる。

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「うん。当たり前じゃん。胸張って、
ただいまって言ってくれる日をずっと待ってた。」


愁平「ありがと。今回のソロの話ももらった時、
これだって思った。」


「…。」


愁平「作詞してくれる人に、わがまま言って…
頭抱えさせちゃったよ。」


「えっ？」


愁平「隠れててもいいから
“りんご”を入れてくれって頼んだ。」


「…。」


愁平「…照れるとりんごみたいに真っ赤になって、
りんごジュースが飲み物で一番好きなやつに…
届けたいからって。」


「……。」


愁平「踊らないグループにいるけど…
そいつのために、また踊りたいんだって…
知り合いに頼んで…振り付けも考えてもらった。」



「……そうなんだ。」


愁平「このシングルは、俺が胸張って、
Aにただいまって言えるために作った曲。」


「…うん。」


愁平「禁断の果実。
Aって中毒性があるじゃん？笑」


「ふふっ。何それ。笑」


愁平「ちゃんと、Aに届いた？」


「ん？笑」




う、うん。ってぎこちないA。


もしかして…もしかする？


愁ちゃん、泣いちゃうよ？




愁平「ん？笑」


「ふふっ。MANZANAって意味、
今日知りました。笑」


愁平「はぁー？笑」


「ふふっ。あれぇー？おかしいなぁー？笑」


愁平「ごまかすなよ！！笑」




あれ？って目をそらすA。



まぁお前ってそういうやつか。笑




愁平「ふっ。まぁいいや。笑」



「でも…ちゃんと届いたよ。愁平の想い。」


愁平「…。」


「私って罪の味？笑」


愁平「さぁ？どんな味だったかな？笑
忘れちゃったかもしれない。笑」





チュッ




目を閉じて待ってると、


Aから…優しくキスをしてくれた。



微笑んでるAが少し照れてて、


ちょっとだけ赤くなってる気がする。




「ふふっ///」


愁平「あれ？赤い誘惑？笑」


「ふふっ。うるさいっ///」




ぎゅっと引き寄せて抱きしめた。




愁平「ふふっ。照れ屋さん。笑」





自分でキスしといて照れるって…可愛すぎるよ。



お前いくつだよ。笑

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