ただいまを待ってる。

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隆弘「あれ？2人とも何してんの？
愁平、レッスン終わり？」


愁平「うん。おつぅー。」




下からキャーキャーと声が聞こえたと思ったら…


隆が2階に上がってきた。





目の前にいる長身の人は…愁平くんって言うんだ。




愁平「にっしーはこれから？」


隆弘「うん。グループのね。
Aは？これからボイトレ？」


「…えっ……あーうん。」


隆弘「どした？笑」


「いや…じゃ。」


隆弘「ほーい。」




頑張れぇって隆が言ってる横をすり抜けて


スタジオへ向かった。






愁平くんに掴まれた…手首があつい。




胸が…こんなにドキドキするなんて…。



生まれて初めてだ…まぁそんなに生きてないけど。



この環境にいると、歳上の人達が多いし、


かっこいい人も多い。



だから同級生は子供に見えるから…


恋なんて全然しない。





カッコよかったなぁ…。



また…会えるかな。





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そんなドラマのような出会いがあるなんて…


あの頃も今も思ってもいなかった。




隆弘「愁平も呼ぶか。」


「えっ？」


隆弘「いや飲み会にさぁー。」


「…だったら行かないよ。」


隆弘「いや、大輝の目的無視じゃん。
それじゃあ。笑」


「じゃあ誘わないで。」


隆弘「はいはい。思う存分待ち続けてください。」


「…本当に隆って昔から
変わることなくウザいよね。」


隆弘「こらっ！笑」



待つよ…。


いつまでも。



愁平がただいまって言ってくれるその日まで…。



それまで…会わないって決めたんだから。

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