ただいまを待ってる。

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愁平「A？」


「ん？」


愁平「どした？元気ないよ？」


「ううん。元気有り余ってるよ。」


愁平「元気がなくなるまで相手してあげたいけど、
残念なことにリハあるからなぁー。笑」


「ふふっ。それは
どういう意味の方でしょうか？笑」


愁平「さぁ？笑」


「ふふっ。笑」




愁平の笑顔、話す声、話すスピード、


温かくて大きな手…包容力…優しくて、


時に無邪気にはしゃぐところ…


愁平の全てが大好き。




嫌いなところは何一つない。


私は…こんな素敵な人と付き合っているんだと、


この世の全ての人に自慢したくなる。






愁平「じゃ、気をつけて帰ってね。」


「うん。また明日。」


愁平「また明日。勉強もほどほどにね。」


「うん。」





愁平に手を振って背を向けて歩きだそうとした。




愁平「Aっ！」


「ん？」




辺りをキョロキョロと見回す愁平。




「ん？」





チュッ





愁平「ふふっ。したっけね。」



「うん。したっけ。」





養成所のある駅は関係者や練習を見に来る


ファンの子たちがいる可能性が高いのに…。





でも…愁平と触れ合えることは…


長く付き合っていても、胸がキュンとする。






翌日、会場入りすると既にたくさんの人がいた。



知らない顔の人たちもいる環境…やっぱ苦手だ。




大輝「あっ、愁平くん探してたよ。」


「どこで？」


大輝「あっち。」


「んー。わかった。行ってみる。笑」




優しいけど、どこか抜けてる大輝。笑



でも愁平があっちにいることが分かれば、


探すのみ。




大輝が指さした方へ歩いて行った。




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作者より


「したっけ」


北海道の方言です。

バイバイ。さよなら。じゃあね！

みたいな感じです！笑



私としては、したっけって
言葉が温かく感じて結構好きです！


バイバイって寂しいじゃないですか？
あーもう終わりかぁー。みたいな？！


でもしたっけは、そしたらまたね！って感じに
私は感じるんですよー！

って全然意味わかんないですよね。汗
きっと道民は…分かってくれると…信じたい。笑

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