ただいまを待ってる。

17 愁平side ページ17

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隆弘「次ープリクラ撮ろー！」



会計を終えて一つ下の階のゲーセンに向かった。



どれがいいの？って


女子2人に聞いて、選んだプリクラ機。



約束通り、にっしー達がお金を出して


4人でプリクラを撮った。




みんなでわちゃわちゃしながらラクガキして、


プリクラが出てくるのを待ってた。





隆弘「トイレ行ってくる。」


えりか「私も。」


「行ってらっしゃい。」




愁平「楽しんでる？」


「うん。ふふっ。楽しいよ。」


愁平「よかった。」



無理に気を使われてたらどうしようって


思ったけど、ボーリングをやっているうちに、


俺に対してもタメ口で話すようになってくれて…


距離が縮まった気がする。




「ん。出てきた。」


愁平「どれ？」



2人でプリクラを眺めて、


このにっしーの変顔やばいねとか話してた。





「…てか、帰ってこなくない？」


愁平「確かに。トイレ行ってみる？」


「うん。」




トイレに向かった…


でも2人ともいなくて…にっしーに電話した。



愁平「…あっ、もしもし？今どこにいんの？
……はぁ？ちょ！にっしーっ！！」


「…なんて？」


愁平「えりかちゃんと
カラオケ行ってくるって。苦笑」


「えっ？……はぁ…もう。」




自由だな…って呆れてるAちゃん。




「……。」



愁平「この後…どうしよっか？汗」


「……んー……苦笑」




愁平「…あ、あの2人のこと忘れてさ、」


「えっ？」


愁平「あそこにあったバスケやらない？」


「…いいよ。」


愁平「っしゃー。行こっ！」


「うん。」




にっしーに電話で、


“あとは2人仲良くやってくださーい”って言われた。



俺らの共通点っていうと…バスケか。




フリースローゲームの前に立った。




「ん。やっぱボールでかい。」


愁平「あーミニバスだと一回り小さいもんね。」


「うん。できるかな？」


愁平「ふふっ。とりあえずやろっ。」


「うん。」


愁平「どっち先にやる？」


「愁平くん、やって？」


愁平「ふふっ。いいよ。」



一応聞いただけ。


俺からやるつもりだったけど。

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