冨岡さんは寝ている ページ13
そう言いながら頭を撫でた。
すると炭治郎は恥ずかしそうにしていたけど、
「寄っ掛かってもいいか。」
と聞いてきた。
『いいよ』
そう微笑むと炭治郎が私の肩に寄っかかった。
「…温かい。」
炭治郎が呟いた。
『そうだね〜…なんか、出会ったときを思い出すね。』
「ああ…」
目を閉じてそういうと、炭治郎が少しだけ笑った。
「まだ出会ったばかりなのに、頼っていいと言ってくれたな…」
少し眠そうな声でそう言った。
『炭治郎が無理してるのわかったから。』
えへへ、と言ってそう答えると、炭治郎が何も答えないので、横目で見ると寝ていた。
起こさないようにそっと頭を動かして私の膝に乗せて、時計を見た。まだ16時か。
17時になったら冨岡さんを迎えに行って鮭大根を食べに行こうと思い、庭の気を眺めながら炭治郎の頭を撫でた。
ーーーーーーーーーーーーーーー
しばらくして、16時50分になったころ、炭治郎が起きた。
「…ん」
『あ、起きた?』
私が上から炭治郎の顔を覗き込むと、状況が読み込めてないらしく、固まっていた。
「………!!」
いきなり起き上がり、私の頭と炭治郎の頭がぶつかった。
『かっ…かたい…痛いよ炭治郎…もっとゆっくり』
そういいながらおでこを押さえて炭治郎を見ると顔を真っ赤にしていた。
するといきなり立ち上がり、
「す、すまない!!」
頭を下げてすぐに部屋に戻ってった。
『?…どうしたんだろう…』
まぁ、もう拗ねてるような目をしてなかったし、大丈夫か。そう思い私も立ち上がり、外に出た。
ーーーーーーーーーーーーーー
『冨岡さん、冨岡さん。』
戸を叩いて名前を呼ぶと、冨岡さんからの返事がなかった。
『冨岡さーん!Aです、ご飯食べに行きましょう!』
私は11時頃に団子をひとつ食べただけだったため、お腹がすいていた。でも冨岡さんからの返事がないので、入りますよー?と言って中に上がった。
部屋に入ると冨岡さんが寝ていた。
私はしゃがみこみ、冨岡さんの耳元に近づいた。
『冨岡さん、起きてください。約束したじゃないですかっ』
私はお腹がすいていたので早くして欲しくて肩を揺すった。
「……ん」
『Aです。起きてください』
もうすぐで起きそうだと思ったのに、冨岡さんは私の腕を引っ張った。
私は冨岡さんの腕の中にいた。
まって、これ死んじゃうんじゃない?なんかさ、冨岡さんて顔かっこよくてシュッとしてるのに筋肉すごいの。しんじゃう
401人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美咲 - 完結してしまいましたね。悲しいです。めっちゃくっちゃ、キュンキュンしました。今まで、ありがとうございました🙇 (2022年2月19日 14時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
るん(プロフ) - 終わっちゃうんですか!? 悲しい、、、ものすごく面白くて大好きでした! これからも頑張ってください^^ (2020年12月6日 18時) (レス) id: c7e2e9d018 (このIDを非表示/違反報告)
義勇推し - ガーン 終わっちゃうの???がガーン 楽しみ、だったのに,,, 今まで、有り難うございました。 (2020年10月10日 19時) (レス) id: 5790125387 (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬぬ(プロフ) - エリカさん» 最後まで読んでいただきありがとうございますっ!!雑な締め方したのにそれは最高に嬉しいですっっ愛してます!!!← (2020年4月23日 14時) (レス) id: 97efceda99 (このIDを非表示/違反報告)
エリカ - とても面白かったです!終わり方サイコー!愛してるっ!(←) (2020年4月23日 13時) (レス) id: d587067f73 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:maminako1214 | 作成日時:2020年4月13日 14時