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炭治郎は長男 ページ5

「…はぁ」


炭治郎がフラフラしていた。

そうだ、炭治郎めっちゃ疲れてるんだった。
棒を持っていかないと歩けないくらいに、、


『炭治郎、大丈夫?』

「あ、ああ、大丈夫だ」

『あとどれくらいでつくの?』

狭霧山に。というのは言わずに問いかけると、

「まだ結構距離がある。
…Aは、、大丈夫か?」


ぼろぼろの体で私を心配する炭治郎。
やさしいなぁ、、
『大丈夫。それより炭治郎の方が大変そう。
肩を貸すよ』


おんぶはいえなかった、、
炭治郎は私より少し背が高くて筋肉もついてるだろうから

きっと私の運動不足な体じゃ持ち上げられないと思って。


「い!いや、俺は長男だから大丈夫だ」


そういって笑う顔は疲れきっていた。
長男だからといって辛いことが重ね重ね起きてるなか、そんな状態も絶対きついはず。


そう思って

『さすが炭治郎!!…でもね、』

私が立ち止まると炭治郎も止まった。

『炭治郎は長男だけど、私を頼っていいんだよ。
人に頼ることも、これから生きていくために
とっても大切なことだよ。』


炭治郎の手を取りながら言うと、

「……」

炭治郎は俯いた。
炭治郎の手を私の肩にのせながら私は歩き始めた。

『我慢するって、とってもきついことだよね。
私なんか我慢とか嫌いだからすぐ投げ出したくなるし。』


半笑いで言ったあと、


『我慢ばかりじゃ体が持たないよ。それに心も。
心は体を動かすための原動力、大切にしよう?』


そういって炭治郎の方をむくと
炭治郎はわたしをみつめていたみたいで
目が合った。


え、かわいい。


「A、、ありがとう」


炭治郎にお礼を言われた。

お礼を言いたいのは私の方だよ、炭治郎…。
そう思いながら


『ううん、大したことしてないよ!』


と笑いかけた。

すると炭治郎の力が抜けて、私の肩に体重を乗せてきた。

「少し、Aを頼ってもいいかな」


と炭治郎は耳を赤くしながら俯いた。

えっまってかわいすぎる。
長男だからね、言い慣れてないんだね。

すきだ。


『いいよ』

笑顔でそう答えると、

炭治郎は狭霧山に向かってるということを私に伝えた。そして狭霧山にくるまでの経緯も鍛錬のことも全部話してくれた。



「今まで、頼られるのが嬉しくて、
頼り方とか甘え方とかわからなくて、、
つい強がってしまったんだ。」


『えらいね。』


「え?」

私がそう言うと炭治郎は驚いたようにこっちを見た。

禰豆子ちゃん起きる→←狭霧山



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設定タグ:鬼滅の刃 , 逆ハー , トリップ   
作品ジャンル:アニメ
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ひな - 炭治郎は自分のことを僕といいます。あと基本敬語です。キャラグダグダすぎです。 (2020年11月3日 1時) (レス) id: 5d92b1875f (このIDを非表示/違反報告)
柴犬 - 一話目のタイトルにツボっちゃった (2020年10月12日 1時) (レス) id: 1ea96b94e7 (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬぬ(プロフ) - 花さん» ありがとうございますっ長いのに、読んでいただきありがとうございました!よかったら続編もよろしくお願いします! (2020年4月24日 13時) (レス) id: 97efceda99 (このIDを非表示/違反報告)
- いい作品ですね(*^^*) (2020年4月24日 12時) (レス) id: 411425b92f (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬぬ(プロフ) - クロノ@気まぐれ更新さん» 錆兎が勘違いして謝るっていうのを書きたくて.....(笑)ここまで読んでいただきありがとうございます! (2020年4月14日 9時) (レス) id: 97efceda99 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:maminako1214 | 作成日時:2020年4月8日 20時

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