炭治郎を助けたいから ページ30
A視点
暗闇の中で誰かの声がした。
「ねぇ!!起きて!!」
『…だれ?』
目を開いてみると、それは私だった。
「炭治郎が死んじゃう!死んじゃうよ!!」
『炭治郎が?』
「助けるんだよ!私が!!炭治郎がしんでもいいの?」
死ぬ?炭治郎が?
やだ、やだやだやだ
やめて!!!
ぱっと目を開くと逆さのままだった。
炭治郎はヒノカミ神楽を使っていて、
禰豆子ちゃんは血鬼術をつかっていた。
その瞬間がとてもゆっくり進んだ。
今わたしにできることはなんだ。
原作だとここまでが最善だ。
でも、炭治郎に原作通りの怪我はさせない。
なんとか防ぎたい。
私はまだ右手に刀を握っていた。
『う、あああ!!!!』
腕がちぎれる思いで右腕を動かした。
糸がひっかかって右腕が半分裂けた。
私につながっている分の糸が切れて、
炭治郎に向かった糸は、数十本だが切れた。
そして私の血が累の顔にかかり、
累はふらついた。
「俺と禰豆子の絆は誰にも引き裂けない!!」
そう叫んで炭治郎が累の頸を斬った。
よかった。あ、でもまだ累は生きてる。
でも体が動かない。地面に落とされたみたいだったけど、また体が上へ引っ張られた。
少し目を開けると禰豆子ちゃんは下ろされていた。
私だけ、、大丈夫、、冨岡さんが来てくれる、、
そう思い意識を落とした。
少しして名前を呼ばれた。
「A!!!」
目を開けると、冨岡さんに抱えられていた。
『……と、みお、かさ』
出血が酷すぎて頭がクラクラする。
冨岡さんに抱えられたのうれしいなぁ
めっちゃイケメンだし、、というか心配してる目をしてる。泣かないで下さい。かっこいい、、すき
震える手で冨岡さんの頬に触れた。
『あった、か、い』
そこでまた、意識が途切れた。
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ひな - 炭治郎は自分のことを僕といいます。あと基本敬語です。キャラグダグダすぎです。 (2020年11月3日 1時) (レス) id: 5d92b1875f (このIDを非表示/違反報告)
柴犬 - 一話目のタイトルにツボっちゃった (2020年10月12日 1時) (レス) id: 1ea96b94e7 (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬぬ(プロフ) - 花さん» ありがとうございますっ長いのに、読んでいただきありがとうございました!よかったら続編もよろしくお願いします! (2020年4月24日 13時) (レス) id: 97efceda99 (このIDを非表示/違反報告)
花 - いい作品ですね(*^^*) (2020年4月24日 12時) (レス) id: 411425b92f (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬぬ(プロフ) - クロノ@気まぐれ更新さん» 錆兎が勘違いして謝るっていうのを書きたくて.....(笑)ここまで読んでいただきありがとうございます! (2020年4月14日 9時) (レス) id: 97efceda99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:maminako1214 | 作成日時:2020年4月8日 20時