if【ONE PIECE】chapter2 (ページ20)

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episode34 ページ20

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シャンクス達がまた航海に出てしばらく経ったある日

今日も私は店の手伝いをしていたが、お昼時を過ぎてお客さんもいなくなり、することがなくなった

(山に行こうかな…)

ちょっとでも強くなる為に空いた時間は有効に使おう

｢マキノ、出かけてくるね｣

｢はーい、気をつけてね｣

｢うん！いってきまー…｣

｢A！どっか行くのか？｣

丁度ルフィが店にやってきた

｢うん、山にね！ルフィもくる？｣

｢俺ちょっと疲れたからひと休みしてから行くぞ！マキノージュースくれ、宝払いで！｣

｢はいはい｣

｢じゃあ先に行ってるからね〜｣

｢うん！｣

ジュースをごくごくと飲むルフィを置いて、一足先に山へと向かう

(今日はルフィが一緒なら…ゴムゴムの練習だな)

まだ能力を使いこなせていないルフィはピストルのように早いパンチどころか真っ直ぐすらとばないへにょへにょパンチ

私は最近そんなルフィの練習に付き合っている

｢ルフィがきちゃう前に剣の特訓でもしようかな｣

―――

特訓を初めて30分程過ぎたが、まだルフィはこない

｢忘れてるのかな…？｣

彼の性格的にそんな気もしそうだが、ルフィは割と私が言ったことはよく覚えていたりもするので、少々嫌な予感がする

｢―――――っ！！｣

思い出した、何故気がつかなかったんだろう

山賊達と接触したのはシャンクス達が航海に出る少し前

物語の順番としては次は例の名シーン

シャンクス達が航海に出てしばらく経つので、いつ奴らがまた店に来てもおかしくはなかったのだ

｢しまった！油断してた！！｣

早く行かないと、ルフィが――

短刀を鞘に収めて全速力で山を下る

(しばらく店で様子を見るべきだった…！！)

今更後悔しながら村へと急いだ

｢ルフィ！！｣

｢っ…A！！｣

村に着くと案の定山賊に足蹴にされている可愛い弟分

私の存在に気づいたリーダーの男

｢可愛らしい嬢ちゃんだな、この娘なら高く売れそ――｣

｢可愛い弟に…何してくれとんじゃ貴様ぁあああ！！！｣

山賊が何か言っててたが痛々しいルフィを見た瞬間腸が煮えくり返り私は迷いなく奴に飛び蹴りをお見舞した

｢グハッ｣

｢大丈夫ルフィ！！？｣

急いで倒れてるルフィにかけよる

｢き、さま、この俺に喧嘩を売るとは…売り飛ばすのは止めた、貴様もこの軟弱なゴム小僧と共に殺してやる…｣

｢ルフィ！A！｣

｢た、頼む！！見逃してくれっ！！｣

深刻な状況に村の皆はさらに青ざめたその時

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