十人十色の恋心【RAB】

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連れて行ってもらったのは高級そうなイタリアンレストラン




「こんなお店よく知ってるね」


「けいたんさんに教えてもらったんだ」


「あぁ、なるほど」





「はい、あいかちゃん、かんぱーい」





そこからは美味しいお酒にオシャレなご飯




「…！！おいしい…」


「ハハハッ、美味くてなにより」


「え、食べてみてほしい！はい」





フォークを差し出すとパクッと食べてくれる



「んー！！！うまっ、、いや美味しい！」


「うまいって言ったらいいのに笑」





「……好きな子の前でかっこつけたいじゃん」




「な、なにそれ…


冗談もほどほどにしてよ…ねっ、、」




「あれ、スルーされちゃった感じ？笑」





そう言いながらまた一杯お酒を飲むとぅーしくん






ほんと、心臓に悪い


いつもと違う大人っぽいだけどドキドキするのに


今日のとぅーしくんは胸焼けするぐらい甘い言葉ばっか





「ん〜、本当に今日かわいいんだよな〜」



「あ、ありがとう…//」




「俺のためだけにオシャレしてくれたの本当に嬉しい」






「…それは私もだよ



私のためにかっこいい格好してきてくれるの


本当に嬉しい」





「えっ、いや……





ふはははは！！って俺めっちゃきょどってたよね笑




……そんなどストレートに言われるとは、、」





嬉しそうに目を細めて笑うとぅーしくん






みんなの中でもあまり自分のこと話さないし


ちょっと壁を感じていたからこそ


こんな風に笑ってる姿を見れるだけで嬉しい





「本当にかっこいいよ、とぅーしくん」



「…惚れちゃう？」





さっきとは違い、大人の男の表情


見つめられてドキッとしてしまう


服装も相まって、別人みたい…






「って、言えるわけないよ……




「惚れちゃうよ、反則だよ」



「えっ？…」





「私もこんなとぅーしくん独占したくなる」







言葉が脳を通らずそのまま出てしまった


……きっと、お酒ととぅーしくんのせいだ



そう思いたくて手に持ってたお酒を一気に飲み干す





「そんな飲んじゃ倒れちゃうよ」



「いいの、今のも……今日のことはお酒のせいにしたいから」



「…たしかに、いいかも、それ



じゃ俺が今から言うこともお酒のせいで」









「好きだからだよ、独占したいのは」

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