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社「頭をあげてください。
皆さん、そしてドラゴンさんの気持ちは十分理解しました。
…我々としてもあんずが幸せになることが一番だと思っています」
その言葉にハッと顔を挙げると、
椅子に座るように手を差し伸べられる
社「こちらこそ、失礼な態度をとってしまい誠に申し訳ございません。
…ドラゴンさんの本音を聞くためにはこの方法が一番良いと
考えてしまい、、申し訳ないです。
うちとしましては……」
社長の話をまとめると会社側としても
・交際は個人の自由であること
・会社としても応援したい
とのことだった。前向きな検討なはずなのに顔は暗く、
社「ただ……」
「ただ？」
社「…本当に周りに気を遣う優しい子なので
昨日の話し合いではもうわがままは言わないの一点張りでしてねぇ…
本当、そんな時ぐらいは自分の自由にしてほしい
……そう、うちの会社全員思っています。
なので、ここからはお願いになるのですが
ドラゴンさん、彼女を説得していただけませんか？」
「…はい、分かりました」
正直、そこからの話は覚えていない
どう話をしよう、なんて声をかけよう
また、、一人で泣いてないかな
ずっとあんずのことばっか考えていた
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気が重い……
事務所の社長室のドアを叩く
コンコンッ
「失礼します、あんず……で、す」
「…待ってたよ、」
そこにいたのは今一番会いたくない人
「…なんでいるんですか？」
「会いたくて、ここなら会えるかなって」
「そうですか、あの…ごめんなさい。
大切な時期にこんなことになってしまって、、」
泣くな、自分
ただ、「別れましょう」の一言だけなのに
その一言を言ってしまえばおわりだ
「あの……、私考えて、……っ！」
目の前を見ると涙を流すドラゴンさん
こんな顔をさせたいわけじゃないのに…
でも、もうどうしたら良いかわからないよ、
「…俺も考えたんだ。先に話させて」
大好きな手で頬を撫でられる
「このまま付き合ったら、ファンも減るかもしれないし、
否定的な言葉を受ける時もあるかもしれない。
でも、それでも、、あんずといたい。
いたみたいに泣いてる時にそばにいてあげたい
…俺はあの時楽屋を叩いたのが俺で、
きみに声をかけたことを後悔したことはないよ」
きっと会ったら幸せを願っちゃう
私の不安さえ全部受け止めてくれることも
だから、会いたくなかったんだ
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ずんたろす(プロフ) - 姫奈さん» コメントありがとうございます💕分かります！優しくてでも子どもらしいDRAGONさん本当良いです……… (2023年2月16日 20時) (
レス) id: 8cca01985a (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - いつも見させてもらってます！DRAGONさん良いですよね〜…( ˘ω˘) (2023年2月15日 20時) (レス) @page31 id: 45ef6cd607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ずんたろす | 作成日時：2023年1月13日 18時
