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青視点
「じゃ洗い物だけしてくるのでくつろいどいて下さいね」
キッチンへ向かう彼女
綺麗な部屋だなぁ……良い匂いもするし
部屋は木目のデザインで統一されていて、かなり綺麗に整理整頓されている。
そう周りを見渡すと本棚があり、そこには漫画がずらりと並んでいる
王道からマニアックなもの……
「えっ！！これって！」
「あ、その漫画大好きなんです、私」
それは某船の観光案内人の漫画であり、俺が大好きな漫画でもある
「うわ、本当に！俺もこの漫画大好きで何よりアニメが最高で……」
「アニメあるんですね！へぇ〜見てみたい…」
その声に俺のオタク精神に火がついてしまい
「えっ！！！今、〇〇サイトで無料なんで一緒にみましょ」
「え、でも疲れて
「全然！アニメを見れば回復するんですよ、オタクって！」
えぇ……と納得しきれていない彼女を無理矢理説得させ、部屋を少し暗くして隣同士でアニメを見る
この声優さんが……この作画が……
この時のアリシアさんが……
アニメを見ているとついつい言ってしまう俺の独り言に彼女はうんうんと頷く
1話が終わり、そのまま2話が流れる
じっと画面を見つめる彼女
その横顔は暗い部屋でわかるぐらいとても綺麗で大人っぽく見えた
俺の視線に気づいた彼女はふんわり笑った
「ん？何かありました？」
「……ううん、何もないよ」
俺はドキドキしてるのがバレたなくて画面を見つめ直した。
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自分視点
ドラゴンさんは真剣に画面を見てる
その横顔は本当に綺麗で目を奪われてしまう
ずっとこの２週間考えていた
自分はどうしたいのか、本当にそうなのか
たとえ、未来が明るくてもどうなるのかも分からない
けど、会えた時ぐらい自分に正直でありたい
もっと近くに行きたい
私は少し空いていた距離を詰め体育座りをした
「……今日来てくれたのすごく嬉しいです
…会いたかったです、ドラゴンさんに」
「…先に言われちゃったね。嬉しい、
ありがとね」
ドラゴンさんは私の頭を撫でて
その手で私の手を握ってくれた
「俺もあんずちゃんに会いたかったです」
あぁ
「迷惑になるから我慢するべきなのは分かってるんだけどね、ごめんね」
ドラゴンさんも同じ気持ちなんだ
「…そうやって一人で泣いてるのかなとか思うとそばにいて抱きしめてあげたい」
ドラゴンさんは優しく抱きしめてくれた
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ずんたろす(プロフ) - 姫奈さん» コメントありがとうございます💕分かります！優しくてでも子どもらしいDRAGONさん本当良いです……… (2023年2月16日 20時) (
レス) id: 8cca01985a (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - いつも見させてもらってます！DRAGONさん良いですよね〜…( ˘ω˘) (2023年2月15日 20時) (レス) @page31 id: 45ef6cd607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ずんたろす | 作成日時：2023年1月13日 18時
