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これ美味しんだよねと嬉しそうにしてる姿を見れて嬉しいけど、やっぱモヤモヤしてしまう
少し近づけたと思ってたのは私だけかもしれない。
お菓子をたべたらまたドラゴンさんは練習を始めた。
自分も台本を読もうとするが、ぐるぐる頭の中で嫌なことばっか考えてしまう
あぁ…認めるとしんどくなるけどもう無理だ
自分はドラゴンさんに惹かれてしまっている
認めてしまうと余計涙が出そうになる
そんな不安から逃げようと目をつぶった。
――
青視点
練習をしながらも考えるのは彼女のことばっか。
さっきのやりとりは可愛すぎて録画したかったなぁ。
あんな感じで拗ねたりするんだな
そんな別なことを考えながら練習なんてうまくいくわけなく、かなり大きい音を出して転んでしまった。
「あっ、ごめん！けっこう大きい音だしちゃ・・・ん？」
彼女のほうを見ると、台本を持ったままうずくまってる？
不安になり隣に行くと小さく寝息が聞こえる。
「ね、寝てるだけか……びっくりした…」
「……うわ、めっちゃ仕事びっしりじゃん」
彼女の周りに置いていた開けてある手帳に目がいく。
少し前からほぼ寝る暇がないぐらい仕事の書き込みがしており、今日の所には朝4時から朝の情報番組収録、そのままお昼の番組出演あと
久々のオフ！ちゃんと休む！が二重線で消され
上から『ドラゴンさん♡』と書かれている
…楽しみにしてくれてたんだな
嬉しい反面彼女のオフを潰してしまったこと、無茶をさせてしまっている自分に腹が立つ
スヤスヤ寝てる彼女
うずくまって寝ている彼女の隣に座り、自分にもたれかかれるように彼女の体を少し横に倒す
さっきまで見えなかった顔に涙の跡が
そんな姿にもぎゅっと心が締め付けられる
「ダメなやつ、俺…
あんだけ我慢してたのに、
やっぱ無理だ…」
…彼女のことを守ってあげたい
もっと自分だけの彼女が見たい
大切にしてあげたい
この感情を言葉にしてしまう事は言霊のようになりそうで出来ない。それに、彼女に迷惑をかけてしまうだろう。
ならば、そばで彼女が笑顔で入れるように「仲の良い友人」でいるほうが…
バサっ
「んっんん……スゥー…スゥー」
さっきまで台本を持ってた手が床に転がった
「…俺だけには不安もしんどさも見せていいからね。あんずちゃんの……支えになりたいよ。
ゆっくり寝てね。」
彼女の頭を撫でてから、そっと床に落ちた手に自分の手を絡めた
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ずんたろす(プロフ) - 姫奈さん» コメントありがとうございます💕分かります！優しくてでも子どもらしいDRAGONさん本当良いです……… (2023年2月16日 20時) (
レス) id: 8cca01985a (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - いつも見させてもらってます！DRAGONさん良いですよね〜…( ˘ω˘) (2023年2月15日 20時) (レス) @page31 id: 45ef6cd607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ずんたろす | 作成日時：2023年1月13日 18時
