【RAB】生涯かけて愛する沼を探し中！

縮まる距離 ページ26

撮影は大成功で終わった。
教えてもらったダンスはまさかのムラトミさんととぅーしさんがNGを出してしまうハプニングがあったけど、とっても盛り上がった。




はぁ…終わっちゃった。楽しかったなぁ〜



マネ「お疲れ様〜、ダンスめちゃくちゃ良かったねー、いい会なるねぇ〜」
「たしかに、、いい会になればいいなぁーー」
「だいぶお疲れだね(笑)じゃ次の現場に行くから用意しといてくださいね。」
「はぁーい」


マネージャーさんが楽屋を出たのを確認して、衣装のまんま座布団に寝転がって携帯を見る




衣装の写真インスタにあげての前にライン……




えっ、ドラゴンさんからラインきてる！！
渡すの忘れてた！！！！
撮り終わってからもう1時間経ってるしもういないよね、、



ちゃんと謝らないと……




申し訳なさと少しの不安で震える手で電話マークを押した




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青視点



「じゃ、ここで大丈夫でーす。お疲れ様でした」



家の近くのコンビニに下ろしてもらい、糖分補給をしようとスイーツコーナーを物色していると携帯が震えた



「もしもし」
「あっ…ドラゴンさんですか？今日はありがとうございました。あんずです。」
「あ、あれ？あんずさん？
どうしました？もしかして忘れ物してました？」
「いえ、あのライン頂いていたタオルですけど、
私持ったまんまで渡すの忘れてました…ほんますいません」
「もしかして、わざわざ連絡してくれたの？(笑)会う機会もなかなかないし、そのまま貰ってくれてもいいよー」



「いや、それは申し訳ないです。次にでも…」
「そうねぇ…次ねぇ………」




次が無いことなんてお互い分かっていて無言が続いてしまう


きっ、と求めることは邪魔だよね、




「…じゃ、また会う機会あれば渡してくれる？」
「そ、うですよね。申し訳ないです。
急にご連絡してすみませんでした。またよろしくお願いします」
「はい、お願いします」



プー…プー




これでいい…彼女にとっても俺にとっても…



本当に？
このまま後悔しない？

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