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ド「久しぶり、元気にしてた?」



横から求めていた声が聞こえた

「あれ、デジャブですね笑
フフッ、元気にしてました」
「ほんとだ笑
あ、それってこの間あげたココアじゃん。気に入って飲んでくれてるの?」
「…そ、そうですね。


「……あと、大丈夫?」
「えっ?」


気づくとドラゴンさん以外は楽屋に入っていて
ドラゴンさんはさっきとは違い強張った顔だった


「あ….あぁ〜、さっきのですよね
全然!何もされてませんし、断ってやりましたよ!
嫌だってね(笑)」

「そっか、頑張ったんだね」


ただ、ドラゴンさんの顔は強張ったままで


「…嘘ついてると思ってます?」
「え?…いや、そういう訳じゃないけどさ
無理してたら嫌だなーって思って」


「…無理してませんよ、
そりゃ怖くないと言えば嘘になるけど、ちゃんと自分の意見言えて満足してます。


だから、そんな顔しないでください」


眉間の皺をツンっと触ると
ドラゴンさんはみるみるうちに赤くなってその場で座ってしまった



「え!!!!ちょ、やめてよ!!」
「この間いじわるされたので仕返しです(笑)」



なにそれ……とつぶやくドラゴンさん


手に持ってたココアを見る
強くなれたのはドラゴンさんがいたから



……今日で会えるのも最後か




「さっ、私も衣装に着替えてきますね」
「もー、切り替え早すぎでしよ……
あ、この間のお菓子めっちゃ美味しかったです。ありがとう!」

「本当ですか。よかったぁ…
あそこ、イートインもおすすめなのでぜひ」
「へぇー、そうなんだ。またいってみるね」
「はい!じゃ、私もそろそろ行きますね。
今日よろしくお願いします」
「あんずさん、ちょっと待って」


ドラゴンさんはバックを漁り始めた


「はい、これあげる」
「これは、チョコ?」
「うん、緊張とか不安とかが溜まった時は甘いものがいいって言うからさ。だから、あげるね」
「ありがとうございます…」
「大丈夫、いっしょに頑張りましょうね」



----



1人の楽屋に戻り、もらったチョコレートを見つめる



ポコッ…
ラインがなる


コンコンッ
スタ「あんずさーん、本番入りまーす!」


その声に携帯を取る手をやめ、スタジオに向かった。


〜〜LINE〜

y.DRA
さっきは案内ありがとう!
今日は練習してきた結果を一緒に発揮しましょ〜😊
あ、あとさ俺のタオルってまだ持ってるかな?
それとも、スタジオで渡してくれた?
俺が忘れてるだけだったらごめんなさい🙏


〜〜〜〜〜〜

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ずんたろす(プロフ) - 姫奈さん» コメントありがとうございます💕分かります!優しくてでも子どもらしいDRAGONさん本当良いです……… (2023年2月16日 20時) (レス) id: 8cca01985a (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - いつも見させてもらってます!DRAGONさん良いですよね〜…( ˘ω˘) (2023年2月15日 20時) (レス) @page31 id: 45ef6cd607 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ずんたろす | 作成日時:2023年1月13日 18時

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