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「よし！俺は少し練習するから、まだ休憩しといてね」
そう言って、ドラゴンさんは練習を始めた。
やることもないので、邪魔にならないよう
はじに座った
キュッドンッ
ダダッドッ
床を擦る音、蹴る音、着地する音
そして、空を舞うように踊る彼
ずっと見ていられる
なんでか分からないけど、心が落ち着く
この空間がずっとつづけばいいのに…
…そうドラゴンさんも
思ってくれてたらいいな
「…あー、これうまくいかないな…
本番に出すのはまだ時間かかるかな…
あ、ごめん！めっちゃ夢中になって」
「え、ぜんぜん
ずっと見てられます」
「え？」
「言葉に表すの難しいけど
フフッ、なんか心落ち着くというか…
まだ見てたいです」
「ブハハッ、嬉しい事言ってくれるねぇ〜
じゃ、お言葉に甘えて…」
ドラゴンさんはからっと回って
また練習を始めた
ああ、すごい
辛い事も不安も全部忘れちゃうな
------
青視点
今日は調子がいい気がする
いつもより体が軽く感じる
ガラス越しにチラッと彼女を見ると
目をこすりながら
真剣に台本を読んでる
頑張り屋さんだなぁ……
今日のダンスもかなり練習したみたいだし
そんなことを考えながら
新しい技に挑戦をする
ダンッ ドン！
お、上手く行った
やっぱ、この手の角度がいいかも
パチパチ
拍手する音がする
「練習してたやつ、今成功しましたね」
「あ、気づいた？
ありがとう〜」
「すごい良かったです」
「いやー、良いとこ見せれて良かったわ
よいしょっと」
隣に座ると
「魅力的ですよね、ドラゴンさんのダンス」
「ほんと？うれしいなぁ
そうか、それなら嬉しいです」
「フフフ、惚れてます」
「え！」
そう言って彼女は画面では見たことがない
すごく落ち着いた笑顔だった
「ドラゴンさんのダンス、ほんとすごい
見てたら元気もらっちゃいました」
「ほんと？」
「うん、ほんとです。
実は、舞台のお仕事が決まって…」
「えっ！すごいじゃん」
「ずっと不安で、台本を見る事も辛くて…
でも、ドラゴンさん見てたら無くなりました
そんな感情…
「ふふ、なんかヒーローみたい」
あぁ……こう感情をまっすぐ伝えられることも嬉しいけど何より彼女の助けになれたことが嬉しい。
口に出すことは出来ないけど、本当に今日会えてよかったな…
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ずんたろす(プロフ) - 姫奈さん» コメントありがとうございます💕分かります！優しくてでも子どもらしいDRAGONさん本当良いです……… (2023年2月16日 20時) (
レス) id: 8cca01985a (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - いつも見させてもらってます！DRAGONさん良いですよね〜…( ˘ω˘) (2023年2月15日 20時) (レス) @page31 id: 45ef6cd607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ずんたろす | 作成日時：2023年1月13日 18時
