10粒 ページ10
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ピンポーン
昼間の事だった。家のインターホンが鳴って玄関にいってサンダルを履いてドアを開ければ
「はーい、どなた様で……光ちゃんと赤葦くん!?」
「よぉ!A!」
ニカッと笑う光ちゃんに
「こんにちは…」
申し訳なさそうな顔をする赤葦くんがいた
「二人ともどうしたの?ここに来るなんて…」
「いやあの「赤葦がAにタオル返したい!ていうんだけど俺を通してていいーとか言い出すからAの家に無理やり連れてきた」はぁ…そういうことなんです。すみません」
「光ちゃん!無理やりはダメでしょ!赤葦くんにも用事あるなら大変でしょ?全く光ちゃんは」
「Aがいないと俺だめだなぁー」
「全く…こんなところで話すのもあれだから中に入ったら?今誰もいないから…」
「ほら、赤葦も!!」
「あ、はい、お邪魔します。」
「お邪魔されます。」
すぐにリビングに通し光ちゃんはくつろぎ赤葦くんは周りを見る。
「なんか予想外でした。」
ポツリと赤葦がいう
「んー?」
「猫又さんてもっと洋風なオシャレな家に住んでると思ってました。」
「そう?私はこの和風な家も好きよ。」
ゴロンとひんやりしている畳に寝転がる木兎を横目に赤葦はAの方を見る。
「はい、どうぞ」
トレーにお茶を3つ持ってくる
「光ちゃんのは氷多めにしたよ。赤葦くんもどうぞ暑かったでしょー?」
「ありがとうございます。」
「Aおかわり〜」
木兎さん飲むの早いですよ。と赤葦に言われる
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作者名:まみ吉 | 作成日時:2019年1月2日 14時