39粒 ページ38
初めて幸せだと思ったのかもしれない
こんなにいっぱいになるくらい好きになるのは
自分でも知らなかったくらいだった
初めは光ちゃんから聞いただけの存在と写真を見せられただけ
気だるそうな顔をしながら写る顔にどこか愛らしさがあってくせっ毛でふわふわしてて撫でたいな〜とか思ってたかな
「…いつかAと赤葦紹介したい!」て
笑いながら言うんだからうんてしか言えない。
私もちょっと気になったていうのは内緒
そんな彼といまは想いが通じ合うなんてびっくりしているし
少し怖いと思った。
優しい彼ならきっと私のことを受けいれてくれる
でもそれは甘えじゃないのかなとも思う
年下に甘えられるなんて…
それに私の身体は…
「…A…」
コテンッと私の肩に顎を乗せて満足そうに名前を呼んでくれる
「どうしたの京治くん」
「…俺はAが言いたくなるまで待つから…」
だから安心して…
その一言で私は目から涙が止まらない
ポロ…ポロッ…
「…えっあっごめっ泣かせるつもりじゃ…「嬉しい…」?」
「…私赤葦くん…京治に思われて嬉しいのあのね聞いて京治…」
零れる涙を擦って拭って彼の目を見る
「…私ねあと少ししか生きられないの…」
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作者名:まみ吉 | 作成日時:2019年1月2日 14時