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33粒 ページ32

夏以来にお邪魔する彼女の家


「お邪魔します。」



一言挨拶をしてから部屋に入り茶の間に案内される


「適当なところ座ってていいよ〜。」


「あ、はい」


とりあえず木兎さんの隣に行く


目の前には猫又監督がどっこいしょと座る

なんだこの組み合わせ


よその監督とそもそも一緒に居るのは…


違和感…


「おい。木兎少しは遠慮しろぉ…ったく本当に揃いも揃って似てるんだからな」


「えぇいいじゃねぇかよぉ〜俺兄貴よりはマシだろ??」

俺を挟んで話し始める


こんなんなら猫又さんのところ行けばよかった…


後悔をしている中で「お茶どうぞー」と出される


「おじいちゃんは温かいのでよかったよね。光ちゃんは冷たいので…赤葦くんも冷たいのにしちゃったけど大丈夫?温かいのがいい??」


「冷たいので大丈夫ですよ。あ、お隣どうぞ」


「ありがと」

ちょこんと隣に座る


近くでこうしてみると猫又監督になんか似てるかも…


「てかなんで赤葦が居るんだ??」


「えぇそこ??私が呼んだんだよ。光ちゃんの付き合いしてたから…」


「なるほどなぁ」


うんうんと頷きお茶を飲む


あ、猫舌じゃないんだと思いながら会話を聞く



「そういやご飯何がいい??あんまり遅いと赤葦くんも家の人困るよね」


「いえ、連絡はしているので大丈夫です。ありがとうございます」


「いざとなったら泊まってもいいからね!お部屋余ってるから」


「お心遣いありがとうございます」


「A!ビール持ってきてくれないか?」


「おじいちゃんこの前先生に程々にていわれたばっかりでしょ??今日は我慢して」

「孫が冷たい…」


「そんなことしても出しません。ご飯何がいいですか??」


むぅーとしつつも聞く


「俺はなんでもいいぞー!!Aのご飯うまいからな」


「俺も…お客さんなんでなんでも大丈夫ですよ。冷蔵庫に優しいので」


「もー!!そういうことじゃない!!!!」

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作者名:まみ吉 | 作成日時:2019年1月2日 14時

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