32粒 ページ31
さてどうしたものか
暗く狭い車内
そして重なる手
どかしていいのかどうなんやら
いや彼女のことを考えるなら避けるべき
俺のためなら握るべき
どうする俺…………
「お、着いたぞおりなさい」
タイミングよくなのか彼女の家に着き車から降りる
ある意味たすかった????
ほっと安心するもどこか心寂しい
まぁいいかと思い彼女の家に入ろうとする
「あ、赤葦くん」
「?はい?」
彼女に名前を呼ばれて振り返る
ぴとっ
「!?」
「んー?ちょっと熱い〜?」
彼女の手が俺のおでこにふれる
良く母親が子供の熱を測る時にするやつだ
なんかてれるな
「赤葦くん具合悪くない?大丈夫?」
「え、あ、はい大丈夫です。」
そっかよかったよかったと言う
「さっき手がぶつかった時に赤葦くん熱かったから熱あるのかなぁーて思っちゃった!でも大丈夫ならよかった。」
「それは心配かけてすみません。でも大丈夫ですので」
「はーい!でも無理とかしないでね。」
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作者名:まみ吉 | 作成日時:2019年1月2日 14時