19粒 ページ18
無事に猫又さんの家に着き彼女はそそくさと降りては冷蔵庫に買った食べ物をいれてご飯の支度をする
俺も手伝おうとしたら「大丈夫だから!赤葦くんは光ちゃんの相手して!」と言われたので木兎さんの相手をする。
「赤葦〜」
だが
その内容がおかしいと思うのは俺だけだろうか
「この公式わかんねぇ〜あとこれも〜」
テーブルの上にぐだぁーと上半身を預けながらいう
あとお茶〜
貴方は王様ですか
思わずそう突っ込みたくなる
「はぁ…」
とりあえず彼のためにお茶を用意しに台所へ
そこには猫又さんの姿
楽しそうにご飯を作っていた
「ん?赤葦くんどうかした?もしかして待ちきれなかった?」
「あ、いえその…「はい、アーン」え?」
「いいからはい口開けて」
半ば無理やり口を開かせられ何かを入れられる
あ、美味しい
「…美味しいです。猫又さん。」
もぐもぐとしながら感想をいう
母の作るやつとは味が少し違うけど
ちょっと薄味だけど優しくて美味しい
大袈裟かもしれないけど
「本当に?よかった〜これ初めて作ったから〜」
ぱぁぁと顔を明るくさせて盛り付けていく
「あ、そうだ麦茶貰いますね。」
「んー?どうぞ〜」
冷蔵庫を開けて麦茶の入った容器を出しグラスに注ぎ戻る。
「あ、赤葦くんご飯そろそろ出来るからテーブルと光ちゃん片付けててくれる?」
さらっと木兎さんに酷いことを言えるのも特権なんだろうな
「…はい、分かりました。」
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作者名:まみ吉 | 作成日時:2019年1月2日 14時