赤葦は彼女と出会う

16粒 ページ15

「えーと菜の花のからしあえは…菜の花とあと調味料が…」



ブツブツと隣でスマホのレシピ検索アプリを開きながら考えている猫又さんを見る




「…調味料は今の時期だったらめんつゆとカラシだけでも出来ますよ。」



「えっそうなの！？」


「はい」


母が良く夏場は暑いだなんだで手抜きで作る時があるがそれはそれで美味しい



「じゃあそれにしようかな〜そうしたら菜の花だけ買えば済むし〜あとはメインのご飯どうしよ」



「肉！肉がいい！！A！！」

ガサガサっとカゴの中にちゃっかりお菓子をいれる木兎さん


「いや木兎さんお菓子買いすぎでは？」



「えぇ〜ダメかぁ」


ちぇ〜とブーブー言いながらも返す気はないらしい


「あっ光ちゃんたらまたお菓子いれて…子供なんだから〜」



全くなんて言いながらお菓子を買うのを了承する






「いいんですか？これ」




「いいのよいいのよ。昔からだからね」


こういうことするの可愛いわよね〜なんていってカゴにはいっていた木兎さんが選んだお菓子を取って俺に見せる


知育菓子……



木兎さんあなた本当に何歳なんですか…

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