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2粒 ページ2











「……あ、居た〜光ちゃ〜ん〜忘れ物届けに来たよ〜」

その子は体育館の裏口の開いているドアから来た

真っ白なワンピースで膨らみがあり少し透けている

何よりも

おなじ真っ白なレースの日傘に目がいった

真っ白な女の子だ

まるで昔のお嬢様みたいな女の子だ

「…え、木兎誰?あの子?彼女?」

「かわいい〜」

「…あ!A!!」


落ち込んでいたのにすぐに起き上がり彼女の元に行く



「光ちゃん忘れ物〜ダメだよ〜タオル忘れちゃ光ちゃん汗っかきなんだから〜」


「悪い悪い!!でもわざわざ届けてくれてありがとうな!!」

ニカッと白い歯を見せながら笑う

「…あ!そうだ!!









赤葦!!こっち来て!!」

大声でいきなり名前を呼ばれる

「そんな大きな声出さないでください。今行きますけどなんですか?」

はぁ

ため息をついて木兎さんの所へ



隣にいたその白い女の子は頭にハテナを浮かべた顔をする



「…あ!貴方が赤葦くん?」

「え、はい」

初対面でいきなり名前を呼ばれてパァァと顔を明るくさせながら名前を呼びこの人は木兎さんと同士かと思う。

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作者名:まみ吉 | 作成日時:2019年1月2日 14時

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